Raspberry pi 4 電源問題-その後

 昨年9月に「Raspberry pi 4 電源問題」と言う記事を書かせてもらいました。超小型の汎用コンピューターボードで店長はディスクトップやインターネットラジオや簡単なIoTの勉強に使っています。

Raspberry pi 4 Model B 8GB RAM

 これらのボードは電源がチャチだと「雷マーク」がでて動作が不安定になる事がありました。この記事の中では、古い日本製(MITUMI)製の電源を使えば全く問題がないと書いています。この電源との組み合わせで現在も問題なく使っています。

 このMITUMIと言う会社は制御系に強い会社で、子供の頃ラジコンの送受信機やサーボモーター類、それも現在主流のプロポでお世話になっていました。本当は、電子機器には欠かせない超小型部品を作る大メーカーですが、店長にはラジコン屋さんイメージしかなくてすいません。

 さて、この電源問題はネット上でも話題になることが多いのですが、解決策の一つとしてコメントを頂いています。Amazonで売っている5V4A(20W)のがお薦めということです。上のページの下の方に載っています。RaspberryPi 4 は5V3Aの仕様ですが、USB繋いだり、店長のようにSSDと冷却ファンなど繋いでいては3Aは超えてしまうようですので、4Aのものが必要ですね。

 ただ、同じく Raspberry Pi 3B+ でも5V3Aの電源では雷マークが出ますので、こちらにもお薦めの電源を使用したほうがいいようです。手持ちの Raspberry Pi 3B+ はDACと組み合わせてVolumio3をインストールしてインターネットラジオ専用機として使っていますが、全体の負荷が低いから今までの電源を使っています。Webブラウザー経由で選曲や設定を行うヘッドレス(画面を使わない)操作でGPU(ディスプレー用のチップ)の使用率の低い上、USB給電口がTypeBなので今更新規に電源買えないという気持ちもあります。

 訳のわからない話を書いていますが、最近特に思うのは、大昔に趣味でオーディオアンプをディスクリート(部品組み立て式)で一から回路設計し、大阪日本橋まで部品の買い出しに行き、コンデンサーも電解・マイカ・セラミックなど種類と容量と帯の色で品質確かめながら、抵抗もサイズはもちろん対電力を確認しながら買いに行きました。真空管式が主流のときはクソ重たい電源トランスと最終段の出力トランスを合計3つも買ってえっちらおっちらと担いで帰ったものでした。トランジスタ式が主流になった時期には各パーツも小型化され、コンデンサーは耐圧とかノイズ特性を見るだけで良かったのですが、抵抗器は小型になりすぎて文字印刷はなくなり色帯で見分けることになりました。換算図面を見ながら間違いないように買っていきましたが一苦労でした。

 と、こういうオタクまっしぐら、オタクにしか成れないような少年・青年時代を過ごしたおかげか、大学の実験室での微細電流測定とか、電解液の撹拌制御、同一導電体の表面電流と内部側電流の測定などの装置の設計とか製作とか、趣味の世界の延長上で出来ました。学業と言えるか遊びじゃないかと自問自答はしていましたが、やはり楽しければいいじゃないという結論でした。

 こういう時の試行錯誤が、現在の論理回路の集約物であるPCやIoT機器類を怖がらずに触れる原動力になっています。上の電源の問題もしかり、昔のアナログ回路と違ってデジタル回路の場合は少々電圧が違っていてもボード側が受け入れてくれるとか、パルス系のノイズは取り除かないといけないとか基本的なことはわかりますというか身についています。

 現在、低学年の子どもの時代から、ロボット製作や制御プログラムの作成を教えているようですが、それがすぐに役に立つものではないのは確かです。でも、触ったことある、この組み合わせなら動かせる、など経験値が積まれるのは非常に大きな知識記憶・財産になります。有意義なことです。

 今週は全く違う方向お話を始めて、その中でまた斜め上向きの話になりましたが、教育は教えることではなく、覚えること経験させることが大事で興味が湧くように持っていくことが大事なんですよね。店長が文化系の学力が低いのも其のせいかもと思っています(あくまでひとのせい)。歴史など目も当てられないくらい知識不足です。

 でも、上の経験を積ませる興味をもたせると言う考えは社会人になっても、それこそシニアになっても一緒です。新入社員を迎え教育していくのに技や力だけでは目的の半分も達成できないかもしれません。教える側の好奇心が全てかも。歳やから出来ない、今更やってもと言う言い訳だけはしたくないですよね。

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