妻が突然亡くなりました−5

 2021年9月4日(土)に、店長が役員を務める別会社の会議がありました。時節柄リモート会議ですが、朝10時から13時までの予定です。土曜日は基本的に洗濯日に決めていました。土曜日が雨なら日曜日に出来るので、一週間の洗濯物の処理ができない可能性が減るからです。朝7時に起床して、すぐに洗濯機を廻し始めました。

 洗濯が終わるまでの間に、14の窓の開放を行い、新聞の取り込みなどをし、その後、仏壇のお水取り換えやロウソクや線香のお世話と神棚もあるのでお水取り替えと榊の水換えとロウソクのお世話などをしました。

 これらは、割と時間のかかる作業で毎朝のことですが、20分くらいかかります。「妻が突然亡くなりました−2」にも会議をしたと書いていますが、そのときは前日に家事の準備ができていたのでそう苦労もしなかったのですが、今回は、前日の夜に自宅から会社のマシンをリモート操作して業績をグラフ化する作業などをしていたので、当日の用意が全くできていなかったのが敗因です。

 とにかく、朝飯の下準備だけしたところで洗濯機が終了のブザーを鳴らしましたので、庭で洗濯物干しです。洗濯物を干すのは結構時間がかかるものですね。庭に物干し台があるので、竿を雑巾で拭いて、というところから始めないといけません。まだまだ夏場ですからめちゃくちゃ多いわけではありませんが、20分程度で干し終わりました。

 ここまでで起床から1時間程度かかっています。そこから、途中まで用意していた朝飯を作り始めました。今回の会議は終了予定が13時ですので、伸びた場合は14時頃までかかる可能性もありました。腹が減ってはいけないなとか思っていました。で、よせばいいのに

  • ピュアオムレツ
  • ベーコン
  • 生野菜のサラダ
  • ヨーグルトの蜂蜜がけ
  • 牛乳
  • 野菜ジュース
  • バタートースト
  • コメダコーヒーのアンコ
  • ホットコーヒー
  • アイスクリーム

というメニューを用意していました(と記録がありました)。これらを準備するのに結局20分ほど、新聞読みながら食べるのに30分ほどで、もう9時過ぎになっています。

 ここで、会議中の飲み物であるコーヒーをカップ3杯分用意してポットに入れて、ちょっとトイレに行ってからパソコンをつけてカメラテスト・音声テストを行って9時40分に会議スタンバイでした。

 やはり、一人で何もかも準備して時間制限のある会議に備えるのは大変ですね。会議前15分くらいは自分の資料の見直しと、直前の国際情勢や外国市場の株価のチェックとかもありますので本当にギリギリです。ボヤキの連続になりましたが、一人で何もかもは時間制限のあるイベントでは苦しいです。ご機嫌を取らないといけなくても、家内に任せられたのはありがたい事だったんだと改めて感じました。

 結局、会議は終了時間が少しオーバーしましたが、それから昼飯食べてクリーニング屋さんにワイシャツを出しにいけました。

 9月5日には妹と友達(Yさん)が来てくれました。Yさんは整理の達人ということで、大混乱中カオス状態の家内の本とか衣類とか店長の衣類とか、その他の家事に必要な物の整理の指導をお願いすることにしました。実際はYさんが大上段の活躍で纏めてくれたのですが、本当にありがたいことでした。その日まで、全くお会いしたこともなかったのにすぐに実情を把握していただき、快くご協力いただいたの感謝してもしきれません。

 家内は薬剤師でしたので、店長が見てもちんぷんかんぷんの書籍が大量にありました。また、死ぬ直前まで研修を受けていて、それらに使用する資料なども大量にありました。Yさんに書籍類を見てもらいましたが勉強のし過ぎか汚れたり折り目が入っていたりで価値はないので捨てるしか無いとのことでした。ほかにも芸術関係の本やよくわからない宗教関係の本などもたくさんありました。趣味の多い人だったので、ダンス関係とかインテリアデザイン関係本などもありました。とにかく、量もすごいですが、とにかくすごい重さでしたが纏めて資源ごみとして出してしまいました。

 置いておくといいとかいう意見もありましたが、もし店長が引っ越しをするとか最悪死亡するとかした場合、子供がない店長では始末はすべて妹がしてくれることになると思いますが、これこそ極力迷惑をかけないようにできるだけ身軽にしておきたいという思いもあります。いわゆる「終活」ですかね。

 9月10日金曜日に、某地方銀行の家内の口座の閉鎖手続きの最終処理を行ってもらいました。前にも話していたますが、非常に煩雑な届が必要だし、義母の口座もありその口座から義母のメイン銀行への送金処理手続きも済ませることができました。

 9月11日土曜日、庭の雑草がとんでもないことになっていました。また、木が伸びて軒にかかってしまっているし、それらをどうするか植木屋さんに相談させてもらいました。懇意にしていただいている電気屋さんのご紹介の植木屋さんなので安心してお任せできました。とにかく、雑草は一度全部刈り取り、伸びすぎた木は切ってしまうことにしたいとお願いしました。作業は後日です。

 同じ日に、KCN(近鉄ケーブルネット)というケーブルテレビの会社の営業の方に来ていただいて、いままでテレビを設置していなかった二階にSTBをもう一台設置してもらうことをお願いしました。二階を寝室にしますのでテレビないと寂しいので。

 9月12日日曜日、今週も妹とYさんが来てくれました。先週の日曜日にしてくれていた整理の続きです。今回も家内の書籍類の整理がメインです。

 9月19日日曜日、3週連続で妹とYさんが来てくれました。本当に申し訳ないと思いましたが、好意だけでこれだけ気遣いお手伝いいただけるのは物理的にはもちろんですが、精神的にこれ以上ないくらいありがたいことでした。実際、家内のものが少しずつ片付き無くなっていくのは、長い結婚生活が霞んでいくようでつらいはずなのですが、二人の整理スピードと笑い声で悲しさなんか荷物と一緒に片付いてしまったように感じました。ありがたいことです。もう一つ、衣替えをしないといけないのですが、タンス内の家内のものが減ってくると、夏物を特に片付けずに空いたスペースを使って秋冬物を入れたらいいんじゃないかという話になり、それなら早いけれど今から準備できるということで下準備の下準備をしてもらいました。

 9月23日秋分の日、家内側の甥一家が遊びに来てくれました。5歳の女の子がいて、家内はその子のことが好きで、嬉しそうにいつも話をしていました。仏壇に手を合わせてお祈りをしていましたが、そこは子供、すぐに母親と庭で遊んでいました。でも、小さい子がいると賑やかでいいものだと思いました。

 9月24日金曜日、市役所へ行って家内と店長の住民票とかあれこれをもらいに行きました。これがないと、義母の方の銀行処理と義母への相続の手続きが出来ないとかでちょっと面倒かも。

 9月25日土曜日、義母宅に訪問するにあたり手ぶらでは困るのでおかずになるような物をデパートに買いに行きましたが、義母が何が好きとか全く知らないので困りました。適当に買いましたが、さて。

 9月28日火曜日、洗濯屋さんへ家内が期日指定で依頼していた洗濯ものをもらいに行きました。引き取ったはいいですが、もう着る人がいないと思うとちょっと虚しいです。

 9月29日水曜日、午前中に前の地方銀行の最終処理に行ってきました。これで、完全に処理が終わったはずです。安全性のためとはいえ、突然家内をなくしたひとり身の男性としては、つらい処理でしたしものすごく疲労しました。安全性の重要性はわかるけれど。

 

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