大歩危

 先日、四国香川県で泊りで仕事があったので、仕事に入る前に足を延ばして徳島の大歩危に行ってきました。大歩危は吉野川中流にある天然記念物に指定されている景勝地です。

 今まで一度も行ったことが無かったので、前泊で宿泊していた金刀比羅温泉から40キロほどドライブしました。川沿いを走るのですが、天気も良くて渋滞もないし非常に快適なドライブでした。今回はオープンカーでいきましたのでもちろん屋根なしで走りましたが、唯一ものすごく暑くって参りました。帽子をかぶっていても、帽子越しに太陽を感じるほどです。兎にも角にも、先に「道の駅 大歩危」によって情報を得ようとしましたが、案外何もないところで閑散とした印象でした。そこで、道を少し戻って「大歩危まんなか」という遊覧船乗り場から遊覧船に乗りました。運行予定時刻があるようなないような感じで案内されましたが、同じ船に乗るのは台湾のツアー客でよければすぐに出れますとのことで25人乗りの遊覧船に案内されました。案内係の人が乗船時に船長に「日本人の方です」と言われて、なんか外国のようです。船頭さんの日本語での案内が続く中、台湾人ツアー客はじっと聞いています。お年寄りの方の中には日本語の説明がわかっている方もいて、同行者に説明したりされていました。船頭さんの「右手の斜めの岩が続くところ・・・」とかに合わせて右手方向を指さしながら「〇〇✖✖△△##&%$!」何言っているか分かりませんが翻訳説明しているのは確かです。店長が台湾行ったときも商店街ではお年寄りが日本語で相手してくれたなとか思い出しました。この施設内のレストランで昼ご飯を食べましたが「カレーうどん」ものすごくおいしかったです。

 さて実際の同乗の感想は、台湾人の観光客は中国人の観光客と違い静かなことです。中国人と台湾人は、表情に大きな差があります。相手と話するときに、中国人は顎を上げて見下ろすような目線で話をしてきますが、台湾人は明らかに日本人と同じ表情や目線で話をしてきます。船に乗るとき、乗り場の案内の人に「台湾人ばかりですがかまいませんか」と聞かれましたが、全く問題はありませんでした。トラベルハイになっている部分もありますが、日本人でも同じでしょう。

 大歩危・小歩危の事はネットで見てもらうか現地にいかれるかしていただければわかりますが、隆起によって斜めに重なる積層岩は迫力満点です。家内が亡くなってから、1人で自宅から車で日帰りの範囲でほとんど毎週出かけています。また、半年に一度くらいは泊りで旅行もしています。日本は本当に景勝地が多く、豊かな観光地に恵まれているのを実感します。また、温泉が多くて、道の駅にすら温泉が併設されている(逆かな?)のには驚きます。有名じゃないひなびた温泉がそれこそ道端にあるのも驚きです。ドライブ旅行が趣味になりつつありますが、もっと日本の良いところを探訪したいです。

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