無意識の煽り運転
店長です。8月は技術部長がブログを書いてくれました。
規律を重んじる武道の審判など、相当な技量と精神力が無いと出来ないのは確かです。技術部長は身体は大きいしもちろん体重も・・・。ですが、動作は機敏です。我々素人と拳法の有段者との最も大きな差は、筋肉のスピードが違うということです。実例としてはジャンルが違いますが、ボクシングの井上尚弥選手の1-2パンチのスピードがとんでもないのを見て実感できます。実際にシャドウボクシングでパンチを出してみればわかりますが、とても真似ができるスピードではありません。また、脳からの指令で体の筋肉が動き出すまでのスピードが勝敗に大きくかかわります。昔、技術部長とふざけて絡んだことありますが、・・・瞬殺でした。店長も中学高校といくつかの武道を経験しているのですが、話になりませんでした。
前々回のブログの科学雑誌「Newton」の話を読んでいて、創刊者の竹内均先生の大ファンだったことも思い出しました。地球物理学というジャンルがあることを知ったのも先生のおかげでした。それが、店長のSF好きにつながった一つの要因です。これ知ってるかどうかで StarTrek などの楽しみ方が違うような。
前回のフィボナッチ数列の話、技術部長は高校生の時にとか書いていましたが、店長はその時分はマリリンモンローのOPの話とかで喜んでいたような気がします。はやり、能力に差が出るはずだ。。
話はがらっと変わって、このお盆に自宅から大阪市内へ出る用事がありました。いつも通り第二阪奈道路を利用しました。地図を見てもらえばわかりやすいかもしれませんが、中町ICから大阪向き(上り)に乗ります。しばらく走ると緩い上り坂になってすぐに「榁の木トンネル」に入ります。交通量は非常に少ない状態でした。その緩い上り坂で左車線を走っていると、初心者マークを付けた小型ミニバンが制限速度の60km/h強で走っていました。店長も特に急いでいたわけではないので、ぼちぼちとついて走っていました。上り勾配が少しきつくなってくると前車のスピードが落ちてきて50km/h弱にまでスローダウンしてしまいました。幸い右車線が空いているので右に出て追い抜きにかかりました。ところが前を走っていたやや速度の遅いトラックが右車線に出てきました。特に左車線に障害はないのですが、トンネルを出るとすぐに小瀬料金所があって、ETCレーンは右です。(左もあります、なぜか皆さん右利用)この道路は、右車線を気がふれたみたいに飛ばす車が多くて、遅いトラックはチャンスがあるときに早めに右に移っておかないとETCレーンが通れませんから。こりゃ少し急いでミニバンを追い越してしまわないとなと大きな声では言えませんが少し速度を上げました。ここでバックミラーを見るとポルシェ・マカンが気がふれた速度で迫ってきました。右車線に移ったときには確実にいなかったのですから、どのくらい飛ばしているねん!と思いました。
しかしながら、そんなのんきなことを考えている場合ではなくて、左ETCレーン使用派の店長は早く左車線に移ってしまわないと危ないなと思いました。抜きにかかる前に遅いミニバンは50km/h弱ですから速度差は20km/h以上あるはずで、確実に追い抜き出来ているはずです。ここで左ウィンカーを出すと同時に視認しました。ウィンカーを出すと同時に警告音がでて「運転支援のアイサイトX」がハンドルを左に切ることを拒否します。左車線を視認すると、左すぐ後ろにさっきの遅い車がいます。つまり、追い抜きと追い越しを邪魔している形です。自分が原因で後続車が抜きにかかっているのに、それが気に入らないのでスピード上げて邪魔していることになります。初心者マークをつけているしスピードのコントロールが明らかに下手なので意識的ではないでしょうが、「高速道路の絶対抜かれたくない病」が発症しているようです。今回の場合、前にはトラック後ろからアタオカのポルシェに挟まれて難儀するところでした。
高速道路上で追い越しをかけられたら、自車の速度を維持して抜かさせる、というのが道路交通法で決まっていて破れば結構厳しい処分があるそうです。今回の場合、もしトラックとポルシェに挟まれて事故った場合、もちろん速度超過のポルシェが第一原因になりますが、店長から見た場合、この左車線の間抜け初心者がすべての責任を負うべきかなと思います。言葉悪くてすいませんが、今回は本当に瞬間の判断が出来たから逃げられましたが、左車線の間抜けさんは急に右側車線の車に割り込まれたとか思っているかもしれません。第一原因はあなたです、、、、と言いたいですね。とにかく、自車の速度とか注意してほしいし、甘えた運転はしてほしくないです。その運転でも何とか走れているのは周りの車の運転手さん方のおかげです。
追加して言いたいですが、前を走っていたトラックも、右に入ったらもっときっちり加速しないと追突されるし、後ろの車が急ブレーキを踏まないといけないような車線変更は運転を生業にしている方としては意識が低すぎです。また、アタオカのポルシェ・カイマンの運転手さんも、速度自慢はよそでやってくださいね。安全な車両を作るために、他社の車の数倍もブレーキやシャシー強度の向上にお金をかけているポルシェの精神に反します。ポルシェ買う前に、道路交通法の復習するとか、少し考えられた方がいいかなと思いました。