超小型ファイルサーバー

 店長です。いかがお過ごしでしょうか。こちらは寒暖の差が激しくて体調いまいちです。
 普段、サーバー小屋に置きNAS(ネットワークHDD)とちょっとした調べものに使っているLinuxPCを友人の勉強用に一時貸し出ししました。ググったりする作業はノートパソコンを持ち込むことで解決しますが、メインのNAS機能(ファイルサーバー)は何とかしないといけません。データ用のHDDは外してありますが、各種作業や複数台あるPCのバックアップとかもこのPCで行っていたので、トラブルが起きないうちにHDDのデータの読み書きができるようにしないといけません。

 手持ちに空いているPC無いかなと考えたのですが、、、ありました。自宅のテレビの前に以前ご紹介した Raspberry Pi 3 Model+ が一台バラック状態で置かれています(実験中なので転がっているという方が正しいです)のでそれをNAS化しようと思いたちました。
 この実験用 Raspberry Pi には Raspbian Stretch というLinuxタイプのOSが入っているので、sambaというファイル共有が使えます。詳しい方法とかはネットに情報がゴロゴロしていますのでそちらを見ていただければよいと思いますが、極めて簡単でした。

  • sudo apt update
  • sudo apt install samba
  • sudo nano /etc/samba/smb.conf で workgroup を自分が属するネットワーク名にする。
  • sudo pdbedit -a ユーザー名 でユーザー作成
    (Raspberry pi ではセキュリティアップのために既定ユーザーpiではなく別にユーザーを設定して運用している)
  • sudo reboot

 本当にこれだけでポートの設定とか自動起動の設定も併せてしてくれているようです。

 今回は「サンワサプライ USB-CVIDE3」を使って HDDをUSB(Ver.2)で接続しましたので、自分のホームホルダーに /media 以下に接続しているUSB-HDDをマウントしなおしてfstabに情報を書き込み(この方が難しい作業みたいです)再起動後も自動でマウントされるようにしておきます。これも、ネット上に情報がいっぱいです。
 厳密にいうとIPアドレスを固定しておかないといけないとか言われるかもしれませんが、smb2プロトコルで動いているので Windows10マシンからなら自動で探して[ネットワーク]に表示してくれます。

 ということで作業開始して15分ほどで、超小型のマシンでとりあえずのNASが完成です。USB経由+Wifi(5GHz)なので遅いかと思いましたが2時間程度のTSファイル(地デジの生ファイル)もコマ落ちしないで鑑賞できるほどの速度は出ているので実用的だといえると思います。早くPCを返してもらう方が先かもしれませんが。。。

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