2020年新年御挨拶とRaspberry Pi
新年あけましておめでとうございます。
弊社も令和最初の新年を無事に迎えることが出来ました。
昨年は、新天皇の即位というおめでたい年でしが、天災も多く激動と言うべき年でもありました。今年は平和の祭典オリンピックの開催を筆頭に色々楽しみなイベントが有ります。平和で平穏に1年を過ごせますようお祈りしたいと思います。
しかし、新年早々、アメリカがイラン革命防衛隊司令官を殺害して中東が一挙に不安定化し、これが世界の経済や政治的な平和を脅かしそうです。店長、これらにコメントできる立場にありませんが、我が国のエネルギークライシスにもつながる可能性がある以上、周辺国との問題解決など後回しにせざるを得ないほどのインパクトが有ります。全く詳しくないのですが、株価や為替や原油価格などトランプ大統領やハメネイ大統領の発言で乱高下しているようです。
今回の年末年始のお休みは9日間いただきました。この間に、しばらく放置状態に成っている Raspberry Pi3 Model B+ で色々実験をしてみました。一番気になっているのがUSBブートです。そこで「シリコンパワー USBメモリ 32GB USB3.1 / USB3.0 Jewel J06 SP032GBUF3J06V1D」を買って専用OSのRaspbian をインストールしてみました。
この Raspberry Pi3 Model B+ は特に設定をしなくてもUSBブートに対応しているので、メモリー挿して電源を入れるだけです。ん?・・・起動画面が出てくるまでが非常に遅い。これは、Raspberry Pi がUSBメモリーの認識とブート可能のチェックをしているからみたいです。とにかく待っていればブートしてきますが、今度は細かい設定ファイルなどの読み込みがmicroSDカードと比較すると半分くらいのスピードです。店長の自宅の環境では電源ON後約2分位でディスクトップ画面が安定し使用可能になりました。microSDカードの場合は1分掛かりませんので、USBメモリーのI/Oに相当時間がかかることになります。
遅い理由は Raspberry Pi3 Model B+ の USB が USB2 で読み書きが遅いです。読み込みはmicroSD比半分以下ですし、書き込みはもっと遅いです。このUSBメモリーはUSB3の規格に対応はしていますが、WindowsやLinuxのディスクトップマシンでチェックしてもそう早くはありませんが、USB2の規格よりは速度が出ます。やはりこの起動速度では実用にするのは少し難しいかと思います。店長のようにPC起動が10秒でもイライラするタイプにはストレスがたまります。USBの追加テストとして、元々のmicroSDカードを小型のUSBカードリーダーにいれて起動させましたが、速度は買ったUSBメモリーと同じでした。USB2の速度が邪魔をしているんですね。
ということで、まる一日弄くり回して結局読み書きの速い microSD 起動に戻しました。SDカードでの運用で最も弱点になるのが、頻繁な書き込みに弱く使用中にいきなり壊れてしまい、読み書きが全くできなくなることです。この一点が実用的に使えない最大の欠点で、USB経由でメモリーなりHDD(SDD)で起動運用させたい理由です。実際、Raspbian は Linux 系ですので稼働時のログの量が相当多く、細々とSDカードに書き込まれます。これが原因で、SD、カードの書き込み上限に簡単に達してしまうようです。
さて、今回は Raspberry Pi3 Model B+ でUSB2しか無いですが、年末に発売された Raspberry Pi 4 (4GB) は USB3+フル規格GB-LAN ですのでmicroSDカードを使わずに外付けUSB3-SSDなどで十分速いマシンが作れそうです。ディスクトップマシンとしてRaspberry pi と Raspbian でWindowsユーザーにも全く違和感のないマシンが出来るはずです。小遣いが溜まったら買ってみようと思います。ただ、使わない Raspberri Pi がゴロゴロしてしまいます。それと、キーボードやマウス(できればBluetooth)が必要に成ってきます。本体は安いからって油断してたら結構費用が。今年も物欲とお小遣いのバランス取りが難しくなりそうです。本年もよろしくおねがいします。