ノートパソコンのSSD換装

 今年4月に買ったノートパソコン「HP 15-bs000TU-128」のSSD(128GB) を大きなものに換装しました。4月の記事に書いていますが、最初データはクラウド側に保存するので大きな容量は必要ないと考えていましたが、実際に使い始めるとあれこれとアプリケーションが必要になってきます。
 大きかったのが LibreOffice です。店長、本来はLinux上でWebアプリを作ったり修正したりするのですが、その時のデータ用のファイルとかは「オープンフォーマットドキュメント」形式で保存されていてそれを正確に読み込む必要があります。最初は MS Office で読めると思っていたのですが、なかなかスカッと読み込んで作業ができません。また社内連絡用にSkype入れたりその他のメッセンジャーを入れたり、画像処理用にGIMPを入れたりしていたら結構容量を喰ってしまいました。
 そして、今回SSD換装の最大の引き金になったのは、Windows Septenber Update 1809 です。それまでも細々とアップデートが来ていて、その都度容量を圧迫してくるので削除できるファイルはすべて削除していました。評判のすこぶる悪いこの Windows Update 1809 を比較的初期の段階で実行したのですが、一部の純正アクセサリーが動かなくなりました。最もショックが大きかったのが、ファイラーのエクスプローラがアイコンやメニューから起動しなくなったことです。Cドライブのシステムフォルダー内の実行ファイルを叩けば動くので改めてショートカットを作ってメニューに貼り付けましたが、これは絶対におかしい動作です。また、このアップデートで大きな復旧用のファイルができてSSD容量を圧迫します。なんか、この段階でめげてしまいました。

 先週末たまたま訪ねてくれた友人(PCの大先生)にその話をすると、容量の大きなSSDに換装すればいいと言われてその場でノートパソコンを分解してみました。M.2(2880タイプ)のSSDが載っていて特に変わった仕様ではないようです。ついでにメモリーも8Gからもう一枚足して16Gにしたらと言ってくれたのですが、そういう悪い誘いには乗らず今回はSSDの換装だけにとどめました。換装の準備として Windows10標準のバックアップを実行して、そのまま新しいSSDに環境を再現できるようにしておきました。また、マクロソフトのサイトからWindows.isoをとってきてインストール用USBメモリーを準備しました。isoファイルに1809と名前の後ろについたのがありましたのでそれを使いました。たぶん、1809アップデート済みのものなんだろうと勝手に思っていましたがその通りのようでした。

 「WesterDigital WDS500G2B0B」という容量500GBのM.2タイプのSSDが翌日届きました。ノートパソコンの裏蓋外すのはちょっと苦労しましたが、裏のねじをゴム足の裏側も確認して全部外し、タッチパット手前の隙間に無理やり薄いカッター刃を突っ込み徐々に広げてプラスチックの爪を外しながら外しました。これが一番時間かかりました。あとは、SSDを外して新しいのを付けるだけですので特に難しいところはありません。
 さてここからが考えどころで、なんとなく調子の悪い前の環境をレストアするか、新しい環境でインストールするか考えないといけません。ですが、新規のインストール失敗してもバックアップから前の環境をレストアすればいいのですから、今回は新規インストール一択、実行しました。結果、アクティベイトのことも聞かれず自動的にインストールされました。HPのユーティリティなどは復元されませんでしたが特に困ることもないと思います。その後、必要なアプリを入れ、WSLによるUbuntu環境も入れ、各クラウドへのアクセスの設定も行って使える状態に戻りました。このブログもそのマシンで書いていますが、特に変わった感じはしませんが、やや読み書きの速度が上がったような気がします。もともと速いので僅かな差だとは思いますが、体感できる程度ではあります。
 現在HDDやSSDの容量が少ないと感じていたら、一度分解してみて、分解可能ならHDD・SDDの規格を確認して付け替えるのが得策です。特にWindowsはまだこれから大規模なアップデートがあるような話も聞きますので、記憶容量が不足でアップデート失敗などは避けたいと思いますので。

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