常用OSの入れ替え

 会社のパソコンを入れ替えるにあたって、思い切ってOSを変更しました。システム担当者から与えられたパソコンはHP製でWindows11(22H2)64bitがインストールされています。店長、仕事柄小さな開発作業が多いので基本的には自作マシンにUbuntu(Linux)というOSを入れて仕事しています。このOSのほうが利用できるツールが充実していたからです。

 画像とか一部動画とかも扱いながら、同じ画面でプログラムを書き、同時にスプレッドシートで通販用商品の価格の計算もするという、よく言えばマルチな、要はどれも中途半端になりそうな形で仕事をしています。画面は32型で結構大きいですし、BGMが無いとダメなたちで、会社では幸い個室を使っているので小型のバックロードホーンシステムで音楽も聞いています。もちろん、SFオタクお約束のトレッキー(アメリカテレビドラマの「Star Trek」シリーズ押しのマニアのこと)ですからその手のビデオも見ないといけません。

 また、仕事用には販売管理系のデータを見るのにWindows専用の実行ファイルが必須でしたので、このUbuntuからWindowsにリモートで入ってその画面をLinux上で見ていました。動作は遅いですが、数字とか見るだけですので十分だったのです。

 ということで、それぞれを満足させるためのアプリケーションがメモリー相互の干渉が最低限で動作している Linux 系のOSを使っていました。落ちにくい、フリーズしにくく、GUIがフリーズしても同じPCからコンソール(コマンドプロンプト)で安全に再起動させられるのが特徴です。

 今回、HPのPCを触ってみて、Windowsの動作がものすごく早くなっているのと、WSL2(Windwos Subsystem for Linux)という仕組みで、UbuntuなどがLinux系カーネルがほぼネイティブでアプリケーションとして動き動作も遅くないことがわかりました。もちろん、GUIがそのまま使えるわけではないのですが、Linux用のGUIアプリケーションはWindowsのアプリと対等に動作します。まだ使い込んでいないので、Linux用のアプリケーションで保存したファイルがどこにあるかとか迷ってしまいますが、迷うほど普通に動いているといえます。

 店長の場合、データの類は基本的にクラウドに保存しているので、実はデータの置き場所がわからなくなる危険はほとんどありません。このブログの文も、GoogleDrive上でGoogleDocument(いわゆるWord)で書いています。これはこのドライブに自動保存されますし、それこそ、AndroidのスマホとかiPadでも推敲できますし、実際日ごろから空き時間を使って行っています。クラウドドライブは、たまたま MicroSoft の OneDrive 立ち上げ時(SkyDrive時代)に協力したとかで30G無料で利用させていただいていますし、GoogleDriveも同じような恩恵をいただいています。何より、Webマーケット有限会社も技術部長が自前のクラウドドライブを作ってくれていますので、ほぼ天井知らずの容量が使えて、ローカルのHDDやSSDの容量は問題ではなくなっています。メールの類もIMAP(サーバー側にデータを残すタイプ)がほとんどですし、写真類はすべてAmazonPhotosに自動アップロード、テキストやプログラムなどは自社クラウド、自分の健康管理はGoogleDriveにとかにしています。どうしても外部に漏れてはいけないデータ類(個人情報の類)はローカルにサーバーを建てて二重保存でバックアップもとりながら保存です。

 何が言いたいかというと、クラウド系のサービスを使いだすと、手元のOSはなんでもいいわけです。実際、MicroSoftがWSLの仕組みを導入したのも、他のOSにユーザーが流れるのを阻止するためです。現在、Appleのios系はLinuxベースですし、AndroidやChromeOSもLinuxです。それぞれがネットワークに常時つながっているのですから、何を選んでも一緒です。フォントがどうとかいう人も居られますが、現実には印刷機会もすごく減っていると思います。画面表示の解像度を考えるとフォントなど数個あれば十分です。

 と理屈を言っていますが、今回、仕事用のPCをWindows11へわずか半日で変更して使っています。まだ半日しかたっていませんので、ローカルデータの移行は間に合っていませんが、今まで使用していたUbuntu側でsamba(NASなどに使われているファイル共有システム)を立ち上げ、Windows側からファイルを見に行っています。どうしてもUbuntu側のGUIがいるときは、リモートデスクトップでWindwos上にUbuntuを表示して作業しています。実際、何が困るのか使っていかないとわかりません。ここ数年で、データにはこだわってもハードにこだわる時代では無くなってきたのは確かです。アレクサ君にはなして家電を操作してもらうように、クラウド上のデータを利用して音声で検索とか操作してもらう時代はすぐそこです。頭も含めてピカード艦長になってしまいます。

 

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