スバルレヴォーグ・カーナビソフトアップデート
先日、レヴォーグのオーディオ機器から音が出なくなりました。走っていていきなり無音になりました。音楽聞けないのも嫌ですが、交通情報はもとよりカーナビゲーションの音声も鳴らないので安全性にも関わります。レヴォーグ自慢の「アイサイト」「アイサイトX」も正常には動いているように見えますが、こうなると100%信用していいものかわかりません。
車で音が出なくてもそう困らないだろうと思われるかもしれませんが、車から出される警告音とか注意ごとなど安全に関わる場合があります。旧車ならともかく、今の電子機器満載の制御系を持つ車なら、必ず音もなる状態にしておかないといけませんし、その電子機器類が故障しているかもしれないとなると話は別です。
この症状をスバルのディーラーに連絡したら、即答で「その症状はソフトウェアーの更新で直るかもしれないので、こちらの工場に持ち込んでください。」と言われました。どうも、頻繁に起こる症状のようです。カーナビゲーションは純正ですが、パナソニックのストラーダです。このナビは契約しておけば数ヶ月に一度地図データの更新がスマホ経由で行われます。マップデータは検索系も含まれているので、検索やナビゲーションの精度は上がってきますが、動作ソフトウェアも同時にアップデートされてきます。そのせいで、少しずつカーナビゲーションと制御系の動作がおかしくなるのではないかなと思います(あくまで憶測)。そこで、定期的にいわゆるファームウェアの更新が行われますが、今回はそのファームウェア更新にあたったようでした。
工場で30分ほどかかりましたが、アップデート後明らかにわかるのは、Android Auto の画面が変わりました。今までより地図が大型になっています。個体差が有るかもしれませんが、地図が画面上で横幅いっぱいに、気象状況が左下半分、Amazon Music が右下半分に表示されています。
また、純正の方の地図も動作が早くなっている様な気がしています。音声認識はあまり変わりなくやや間抜けです。その他車両の設定などは表示も変わっていないと思います。
店長が乗っているレヴォーグは「E-Tune」でスバル純正のチューンアップがされています。このときに足回りのビルシュタインのショックアブソーバーの減衰率変化を大きくしたりエンジンの動作にも少し手が入っています。今回のファームウェアの更新でも、エンジンの静粛性が少し上がっていますし、アイドリング時の回転数の安定性も明らかに上がっています。テスラに始まった車両のオンラインでのファームウェアの更新はこういうときに便利です。
パソコンなど情報機器を使っていて、動作が遅くなったりエラーが出るようになったら「再起動」って手段で初期化します。動作がおかしくなった車載のカーナビや関連制御系の機器類も再起動したら直る可能性があります。今の車は、エンジン(モーター)切って停止・駐車していても電源周りは切れていません。イモビライザーとかカーナビの監視機能、電池の温度管理や容量管理などが動いています。カーナビのGPSも24時間動いています。車を動かした直後から地図上に自車の位置が表示されているのはGPSが駐車中も動いているからです。つまり、車全体の再起動をするためには、バッテリー系統を外してまる一日くらい放置しておかないと行けないような気もします。現実的にこれをする人はおられないでしょうが。ということで、ファームウェア更新でカーナビなど搭載電子機器類を再起動するのは大事なことなのではないかと思います。店長、以前マジェスタに乗っていましたが、走行中にカーナビ類など勝手に再起動したことがあります。多分、動作限界までメモリーが使われたのでしょう。走行系はECUに委ねられていましたので問題はありませんでしたが、カーブなどでのハンドル制御とかプリブレーキの制御、エアーサスペンションの制御などは一度落ちたように身体で感じました。
皆さんも、純正のカーナビおかしいと感じたら、早めにディーラーに持ち込んで点検してもらいましょう。今の電子制御の車たちは、唐突に故障しますので。