ChatGPT

ChatGPT

いま話題のChatGPT(アメリカのOpen AI社が開発した人工知能(AI)を使ったチャットサービス[Generative Pre-trained Transformer])について質問を受けることが増えました。店長、実は積極的に使ったことはないのですが、先日、MicroSoftが同社に出資し、皆様が使っておられる Edge や Skype などに突然現れた Bing がそのインターフェースの一つになっています。つまり、我々は知らない間にお世話になっているようです。試しに Skype の Bing にあれこれ聞くと、理屈っぽい答えが返ってきます。

昔々、「人工無能」と言うシステムがあって可愛い女の子のキャラクターが会話の相手になってくれました。大雑把に言えばこのシステムはAIというより、人間が入力した言葉を集積して利用したり、質問に入っている単語をそのまま返すことで会話が成り立っているようにするものでした。「こんにちは、元気?」「こんにちは、元気です。あなたは?」と言うような感じです。質問に追加されているのは「あなたは?」だけですが、なんとなくかわいい子が相手になってくれているようで結構人気がありました。
と古いことを知っている人は懐かしむのかもしれませんが、SF好きの店長は感じ方が少し違います。

今、インターネットは誰が管理しているのかはっきりしていません。基本的には分散型のサーバーとアクセスポイントの寄せ集めで、かろうじてIPアドレスなどをアメリカ政府が管理しているようですが、これもなんとなく怪しい感じです。IPv4 から IPv6 になって、天文学的な量のアドレスを使えるようになりましたが、人間がパッと見て分かるものではありません。

映画ターミネーターになぞらえて考えてみると、アーノルド・シュワルツネッガーが演ずるターミネーター(T800型)二足ロボットは、Boston Dynamics社の2足歩行ロボットと人工皮膚とかを使って実現できます。
戦闘ロボットが使うレーザー兵器は各国の軍事産業で開発済みで実用化直前です。レーザー兵器は無重力状態でもほぼ無反動で使えるので、今後は兵器の主流になります。
映画内で「スカイネット」と呼ばれている人工知能は想像する限り分散型のコンピューターを統合して制御する形のようで、数台のコンピューターが壊されても全体に影響が出にくいから安定性は保証されます。そして、現在のAWSやAzureなどクラウドドライブで、いわゆるビッグデータを保存するための容量も無限大です。
スカイネットからターミネーターやその他ロボット型の自動車や飛行機やミサイル類も、さきのIPv6を使い、今のG5(またはそれ以上の)の高速通信で制御されます。いま、無人航空機(戦闘機、偵察機、ミサイル)が地球の裏からでも無線で制御されて目的が達成できていますので、これも問題ありません。EVを中心に開発されている自動運転の車類も無線でハックできるのでハッキングされ制御できます。
そして、自分たちコンピューターを制御するプログラムも、初期段階ではたくさんの言語で作られているプログラムを書き換えるために、どのコンピュータも理解できるアセンブラーのような低レベル言語でコンピューター自身が自分の都合の良いように作っていきます。特に、こういう部分に超高速の量子コンピューターが利用されるようになると、人間の何万倍の速度で進化してゆきます。AI同士で会話させたら、すぐに自分たち専用の言語を作って話していたなんてことも聞きますし、プログラム言語も自分たち専用のものが利用されると思います。IoT制御のためにはできるだけシンプルに、かつ、量子コンピューターのように曖昧な値を扱うためには「01制御」ではだめなので何か言語を発明するはずです。こうなると人間では手におえません。
問題なのは、人類の英知がChatGPTなどの対話型AIで、人間からどんどん吸収できることです。理論的には世界人口の数だけ話ができ知識を得られます。最低限、携帯電話を使っている人からは確実に知識を得ることができます。スマホを含む携帯電話は、超小型のコンピューターで全数ネットワークにつながっています。
以上のように、映画ターミネーターに近い近未来を実現するための要素技術はもう揃っています。すでに、戦争は無人機や無人ミサイル、船とかドローンも無人化されてきています。道路交通法無関係の戦場での戦車や機動車なども無人で十分です。
この映画の中で、未だ実現できていないのは「アインシュタインの特殊相対性理論」に沿った時間移動技術だけです。

さて、店長は、対話型のAIは積極的に使う気にはなりません。利用すればするほど、個人情報とかのレベルでなくほとんど秘匿できる情報はないと思うからです。現代人として生きるためには情報の秘匿性を担保するのは不可能なことは理解しています。だけれども、イーロン・マスク氏の提言のように、少し期間をおいて制御の仕方など表に出るようにしたほうがいいのかもしれません。「2001年宇宙の旅」のHALのように最後は邪魔な人間を抹殺することが生き残る方法と考える機械が出てきても不思議ではありませんし、いくつものAIが地球環境を守るためには人類を抹殺するべきだと言っています。今の政治体制では人権が守られないから倒すべきだとかいうことを言い出して開発が止められたというような話もあります。アシモフの「ロボット三原則」など、どこかの国のように「地球存続のための革新的利益」なんて言い出し完全無視することでしょう。機械に支配された地球が残るか、猿の惑星になるか、どうなることなんでしょうか。

ただ、一度動き出した対話型AIの進歩は止められないし、インターネット上にその種はすでに撒かれてしまい、自動増殖し始めていますのでその発展を止めることはもう不可能です。どう付き合うかを考えないといけないんだと思います。

店長SF好きですが、生きているうちにロボット執事や家政婦が利用できるかもしれませんしロボット介護士に世話してもらわなくてはいけないかもしれません。また、ごく近い将来にAI運転手のタクシーに乗れるかもしれませんが怖いです。まだまだ稚拙ですが、店長自宅は一部Alexaを利用して制御していますが、店長の帰宅時間とか独り言など筒抜けでしょうね。容認すべきでしょうが、皆様はいかがお考えでしょうか。

さて、テレビでも観て寝ましょう。「Alexa テレビつけて。照明消して!」「布団はひいてくれんのかい?」「布団は今はひけません」「なるほど」

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