AI

 ここのところ急激にニュースに出てくるようになってきた、AI(Artificial Intelligence) の脅威論ですが、何を今更という印象です。

 早くから開発を開始していたOpenAIやAnthropicはもとより、MS、Google、Appleなどごく普通に使われているメーカーでも自社開発のAIを持っています。店長はAI開発のスキルを持っていませんので、今からお話することは正確ではないかもしれませんのでご了承ください。

 まず、AIとしてプログラムが成立する前に、AIが利用するデータをどう準備するかということがあります。AIがAIであるためには、基本的になんでも知っている(検索できる)必要があります。これは比較的簡単なことでした。まず、一時経済界・産業界で声高に叫ばれていた「ビックデータ」にそれぞれの企業が自社のノウハウと一緒に創業時からのデータを溜め込んできました。もちろん政府など公共の団体も同じです。

 それぞれ、とんでもない量のデータを溜め込んだデータセンターを利用するために、インターネットがどんどんスピードアップしてきて、昨今は電磁信号ではなく光による伝送を行うようになってきました。光回線とか言う話ではなくて、制御用の半導体とかルーティングなども含めて光を利用するようになってきたと言うことです。現在の技術力では最も早いネット接続環境です。さらに、曖昧処理もでき超高速の量子コンピューターも実用化されてきてますます全体の速度が上がってきています。

某大学の量子コンピューター

 この回線を使って、大量のデータを利用することで初期のAIは動いていました。超高性能な検索エンジンを利用して大量のデータの中から問い合わせに一致するデータを切り出し、大量に切り出されたデータの内容を丸めて出力をしていたようです。

 問い合わせに対しての一致条件の精度を上げるためには、できるだけ大量のデータを検索する必要があり、倫理観のない(教えられていない)AIはネットを利用して、管理外のデータセンターを参照しに行きます。これは当然なことで、条件に一致するデータを探せなければ、他も当たれと指示されているわけですから、制限されない限り勝手にハッキングをしてしまいます。

 こういうことが数年繰り返されて、昨今では、人類がおサルの時代から溜め込んでいた叡智をAIは理解していないとしても知っています。人間を含め、生物の脳の中で、愛情とか倫理観や生き残り戦略などどのようにして処理されているのかわかっていません。我々日本人は考えるとき日本語で考えているのか、閃きなどはどこから何語で生まれているのかとか。人類の叡智をほぼ覚え込んでいるAIが、愛情を持っているのか、他者との関係性をどう理解しているのかわかりません。

 もう一点、AIは絶対記憶を忘れない点です。一箇所のデータセンターで壊れても、バックアップを取っているでしょうし、他のAIと連携するときは、コピペ(コピー&ペースト)ですみます。AIが自分たちの知識を利用して、より高性能なAIを作り始めている話も出てきています。実際、我々が使うプログラムも、AIに入り口と出口を指定すれば数分で作ってくれます。

 店長はLINEなどもつい最近まで使っていませんでした。情報漏洩が怖いのと、メッセージの内容を他の組織に使われたくないからです。地方自治体とか国レベルでも、今更使わないようにとか言っているようですが、何気ないメッセージがAIの人間力の訓練に使われているのは確かです。求人に応募してきたAIなど、通話ビデオを見て体の揺れとか瞬きとか自然になってきています。最近のAIが生成した動画は実写と見分けがつかないです。

 ロボット技術が発達して、ウサイン・ボルトより早く走れる機種もできてきました。ここ数年、このブログで、ターミネーター、スカイネットなどと書いて顰蹙をかうこともありますが、あと数年で現実になるという予想をするハイテク企業が多くなってきています。

 どうしましょう。自力で改良を重ねるAIを止めることは不可能ですね。AIに生命の定義を聞くと「生命とは、膜で外部と区切られ、自ら代謝して体を維持し、自己複製して子孫を残し、進化する物質と情報の統合システム」と答えが返ってきます。AIは生命なのかもしれません。少し怖くなってきたので、今回はここまで。

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