少林寺拳法 全国大会

 技術部長です。ブログはしばらくご無沙汰していました。
 ウェブマーケットのホームページをレスポンシブル化して、スマートフォンでも使いやすくする計画はかなり進んできました。大枠の構造やデータベースなどはほぼ出来あがって、個々のページの作成をしているところです。ただ、バナーや商品画像などをかなり作り直さなくてはいけないので、その作業量が多そうです。また、今までに書いてきたブログの移行が一番大変な作業になりそうです。
 さて、今日は、少林寺拳法の全国大会のことをお話したいと思います。
 少林寺拳法は、基本的に「強い・弱い」を競う競技会はありません。その代わり、技法の習熟度を示して競う競技会があります。いうなれば、少林寺拳法は「採点競技」です。
 今年は、大阪で全国大会が開かれたこともあり、その予選会をかねた大阪大会はかなり白熱し、レベルの高い大会になりました。わたしの所属している支部からも何人かの拳士が大阪大会に出場して、良い成績を収めることのできた種目もあったのですが、全国大会に進むことはできませんでした。
 今回の全国大会が大阪で行われた関係で、私も全国大会の手伝いをしてきました。統制(案内係)でしたが、開場直後は、決まった持ち場で各種案内をしますが、その後は館内を巡回しながらの仕事でした。おかげで、ハイレベルな演武を見ることが出来ました。
 少林寺拳法は「生涯武道」ですから、競技者の年齢幅も広く「小学生」「中学生」「高校生」「大学生」「一般」「マスターズ」のクラスがあります。全国大会に出てきている小学生拳士の演武をみて、大いに刺激を受けました。私の所属している支部にも小学生の拳士が多く在籍しているのですが、間合いや攻者の役割など指導のポイントを再度反省する機会になりました。
 また、大学生や一般のクラスの技の速さ・力強さはやはり素晴らしいものでした。さすがに今の自分には、あの速さは出せないと感じます。私のクラスは「マスターズ」になるのですが、全国大会ともなると「マスターズ」クラスでも、かなりのレベルでした。しかし、自分も修練をつんであの場に立ちたいとおもわせるものでもありました。これは、競技武道であれば引退となるような年齢となっても続けることが出来る少林寺拳法の良さかなと思ったところでした。
 少林寺拳法には、「マイシードの部」というものもあります。これは、障碍をもつ拳士が発表を行うものです。今回の全国大会のマイシードの部には、目の不自由な拳士が出場されていました。離れたところから見たので、最初はわからなかったのですが、健常者との組演武を行っておられました。実は、演武をされているときは、「少し、遅いな」「急所の位置がやや不正確かな」とは感じたのですが、それほどの違和感はありませんでした。しかし、演武がおわって退場するときに、白杖をもちパートナーが介助されていて、目が不自由であったことに気づきました。少林寺拳法のもつ可能性にまた気づいたところでもありました。
 来年は、東京で4年に一度の世界大会です。世界を取り巻く環境がどのようになっているかわからないところも多いですが、世界中から拳士が日本に集い、少林寺拳法を楽しむことが出来ればと思っています。
 では、また。 

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