ワードプレス更新2

技術部長です。
今回は、ワードプレス更新の第2回です。
ワードプレスには、ブログデータを管理するためのデータベースシステムが必要です。原則的には、mySQL (mariaDB)というリレーショナルデータベースのシステムを使いますが、規模が小さい場合には、SQLiteというデータベースシステムを使います。
前回の問題は、ワードプレスでSQLiteを使うためのモジュールがワードプレスのアップデートの時に使えなくなってしまったことが、主な原因でした。
今回は、ワードプレスの更新のために旧バージョンのmariaDBが使えなくなってしまって、ワードプレスが動かなくなってしまったお話になります。
今回は、ワードプレスが6.3.1に自動でバージョンアップしたときに問題が起きました。メッセージは、SQLiteの時とは、少し違っていましたが、やはり「データベースと接続できない」というエラーでした。
今度のサーバーは少し規模が大きかったのでmySQL(後継となるmariaDB)で構築していました。例によって、ネットを調べてみるとmariaDBのバージョンが古いと動作しなくなるという情報がありました。となれば、mariaDBをバージョンアップすればよいわけです。
linuxでは、使用しているシステムのアップデートには yum (あるいは dnf)というコマンドを使います。普通ならそれだけでいいのですが、mariaDBをアップデートしようとしたら、問題が発生しました。
いつも通り、 yum update でシステムのアップデートをしようとしたら、mySQLもアップデート対象であるとメッセージが出てきました。これで、作業は終わりかなと思っていたら、mySQLはアップデートできないとメッセージが出ました。
また、ネットを調べてみると、どうもバージョン断絶があって、前のバージョンを削除してから新バージョンをインストールする必要があるようでした。で、旧バージョンを削除しようとしたら、使用しているモジュールがあるので削除できないとメッセージが出ました。結論から言うと、最初にしたyum update のために中途半端なモジュールが入ってしまったためでした。
そのため、一括で削除できなくなってしまい、エラーメッセージを見ながら、個別にモジュールを削除する必要が出てしまったようです。これも、ネットの海を泳いで見つけてきました。
なんとか、モジュールを個別削除して、前のバージョンのmariaDBを削除できました。
新バージョンのインストールは比較的スムーズでしたが、「自動起動」が外れてしまっていました。それに気が付かなくて、しばらくして、ワードプレスが動作していないことに気づいて、また、慌ててしまいました。
今回のmariaDBのバージョンアップはかなり大きなものだったようです。
では、また。

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Computer

前の記事

ワードプレス更新
Computer

次の記事

ハブの故障