シマノ自転車博物館

 ローカル番組ですが、テレビ大阪の「おとな旅あるき旅(三田村邦彦主演)」で堺の「シマノ自転車博物館」が紹介されていたので、所用のついでによってきました。
 受付では「三田村さんのテレビが放映されてから、お客さんが多いです」って言われていました。メディアの影響はまだまだすごいものです。

 展示の内容は自転車の黎明期から現在の油圧や電気を使ったハイテク変速機までも展示されていて「え、油圧?」とかびっくりします。詳しい内容はホームページを見てもらって、実際に見に行ってもらわないと説明しきれません。店長、長らくロードバイクに乗っていましたが、10段変速とか「へ!」でもなく、本格的なオートマチックミッションとか「車か!」と突っ込みたくなるような凄さです。

 とは言うものの、一番興味があったのが入ってすぐに展示されている前輪が極端に大きな「ペニー・ファージング型」の自転車です。この前輪をペダルで漕いで進むのですから、前輪が大きいほうがスピードが出る理屈です。でも、どのような方法で乗るのか、一旦停止時はどうしてるのか、だいたい漕ぐのしんどくなかったのか疑問だらけです。これが出る前の足漕ぎ自転車に比べたらペダル推進は合理的ではあるようですが、一般人の体力では無理っぽいと思いました。

 自転車の原型である足漕ぎ式の二輪車は1814年に発明されたようですが、近代ヨーロッパ人は少しでも楽に少しでも早く目的地に着きたいという欲望があったのでしょう。また、平野部が多く道路も起伏が少なかったのでしょう。日本のように坂道が多いと、足で漕いで進もうなんて思いついても実現しようとは思わなかったのではと感じます。逆に、現在の電動自転車がこれだけ普及しているのも、単に楽に移動できるとかだけではなく、坂道の多い高台などで買い物など楽にできて持ち運べるからでしょう。

 シマノ自転車は世界トップの自転車部品メーカーです。自転車のトップブランドだと思われるプジョーや高級車フェラーリが作る自転車などにも部品が採用されているようです。部品だけに特化し、高品質な部品を供給し続けることで隠れた大メーカーだと感じます。皆さんの乗っておられる日本製の自転車にも必ず部品が使われていると思います。

 話が纏まりませんが、一度見学されたらいいと思います。
 

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Computer

次の記事

大惨事