大動脈解離検診5回目
先日(3月末)に大動脈解離の5回めの一年検診に行ってきました。書面による問診とCT検査です。発病が2013年12月で、検査の結果「スタンフォードB型」で手術はせずに、入院直後から絶対安静で大動脈の破れた箇所の安定を図るという方法で治療をしています。
退院後の検査は、2014年1月半ばに一回目の検査で大動脈の血流に問題はなし。同年3月末に2回めの検査で血管径が正常に戻り出血した血管の傷口と漏れ出た血液も固まり血流も正常と言うことで、その後の検査は1年毎で良いと言われました。
で、2015年3月で3回目、2016年3月で4回目、そして今年5回目の検査を行いました。結果は大動脈の状態は去年と全く変わらず安定していると言うことでした。もちろん次の検査は来年の3月、先生曰く「来年も絶対検査を受けてくださいよ。(安心して逃げたらアカンで)」でした。
この病気は血圧のコントロールをしないといけないのですが、降圧剤は意識的に飲んだり飲まなかったりしています。基準は、朝の収縮期血圧(上)が110以上の場合、又は拡張期血圧(下)が80を超えた場合はオルメテック5mgを一錠飲むことにしています。仕事が混んでいたり考えことが多い時や睡眠不足の時は110を超えることがあります。といっても昨年、今年で120を超えた日が10日もなかったのでまずまずでしょう。下が80を超えることはめったにありません。表を見ていると冬場気温が下がってくると血圧はやや高めになってきますね。もともと血圧が低い家系なのでこれで順当なのでしょう。
塩分のコントロールですが、外食も多いので味付けに気をつけている部分は少ないです。もちろん家では塩分控えめですが、家内にすべて依存しています。外食時に気をつけるのは、出汁の類は飲まない、醤油は極力使わない、の二点です。七味とか胡椒とかの香辛料は全く制限なしに使います。それと、早食いを避けて、出来るだけゆっくり食べて腹八分から九分で抑えておくようにしています。それと、病気前と全く違うのはお酒の類の量です。もともとお酒は弱かったのですが、お付き合いもあって人並みには飲んでいました。病後、数ヶ月飲まないでいたら、本当に元に戻るというかほとんど飲めなくなってしまいました。血圧を一日3回表に付けるときに飲んでおればお酒の種類と量を書き込んでいますが、年間でビール大瓶で数本、日本酒数合でしょう。これのおかげで摂取カロリーが減って体重が目標値になっています。(病気前から8キロほど減っています。)
上の通り、一日3回の血圧・脈拍数と、薬の摂取・非摂取、一日の歩数、外出先・お酒を飲んだらその種類と量等をスプレッドシートに記録しています。日記のようなものですが、季節や年齢による変化がわかって面白いです。体重だけつけてないのですが、毎日測っているんですが記録がなにか面倒なんです。
同じ病気を経験した方は多くいらっしゃいます。病院で先生に診断される時も「大病を経験されているので・・・。」って言われます。とにかく諦めずにゆっくり神経質にならないようにコントロールして行くことが大事なんでしょう。成るようにしか成らない、ケセラ・セラです。「人生いろいろ」という言い方もいいかも。
高血圧をどうってこと無いと放置されている方が大半だと思います。自分で経験して初めて言えることですが、この病気の初期症状の一つの背中の強烈な痛みは耐え難いものです。痛くて身体を全く動かせなくなり、呼吸するのも苦しくなります。そうならないように、気をつけましょうね。