パソコン再生
「名車再生クラシックカーディーラーズ」という番組が流行っていますが、こちらは相変わらず古いパソコンを再生しています。今回は、以前にも再生しているキューブマシン(Aopen XC Cube EZ65)と同じものが貸出先から戻ってきたので、そのケースを利用して小型 Windows10 PRO のパソコンを作りました。写真のケースですが、天板に少しだけ傷がありますが遠目ならわからない、まずまずのコンディションです。
元々のマザーボードは AOPEN の専用品で市販されていませんが、マザーボードの取り付け位置を8mmずらすことで mini-ITX のマザーが取り付けられます。電源とかもケースのわずかの改造で汎用の SFXタイプが取り付けられるので、いわゆる市販の汎用部品を使って再生できます。
- マザーボード:ASRock AMD B450 (mini-ITX)
- CPU:AMD Ryzen 5 2400G
- SSD:XPG GAMMIX S5 PCIe3.0x4 M.2 Type2280 512GB
- HDD: Seagate ST2000LX001 (2TB)
- メモリー:CORSAIR DDR-4-2666MHZ 8GBx2
- 電源:玄人志向 KRPW-SX400W/90+
と言う組み合わせです。 同じ型式のケースの2回目の再生改造なので前回よりは丁寧に、それとCPUを含め最新の高速部品なので発熱を予測して、改造時にできるケース裏板の穴(シリアルポート用等)は手持ちの透明のアクリル板で塞ぎケース内の空気の流れが側板の穴から吸い込まれ、電源のファンによって裏側から排出され易いようにしています。
このRyzenというCPUは比較的発熱が少ないのか、CPUファンがガンガン回ることはありません。また、このマザーボードは M.2-SSD をマザーボードの裏側に取り付ける構造で排熱に問題が出そうな気がしていたのですが、ユーティリティで測る範囲では摂氏50度位なので今のところ問題ではないです。夏場に SSD のセフティ回路が働き速度制限がかかったらケースの底板に穴を開けようかと思っています。使い勝手など、店長手持ちマシンで一番高速なので文句はありません。M.2 SSD(PCIe3タイプ) はベンチマークテストではSATA接続の何十倍も早いほどですが、体感では全くわかりません。全く困らない速度です。IntelのCPUの供給に問題があって市場の占有率が半々に成っているとか言われています。AMDを使っても面白くないほど全く問題はないですね。
以前にも言っていますが、現代のパソコンは昔からのAT互換機に準拠しているので、自作、メーカー製にかかわらず結構手を入れられます。ものすごく深刻な目的で使用していないのなら、今回のようにケースだけ利用して中身を入れ替えて最新式の見た目レトロなマシンにするのもいいですね。趣味としてはじっくりゆっくり楽しめます。