歌川広重 東海道五拾三次展

 所要があって名古屋に行きました。時間があったので、金山総合駅前の「名古屋ボストン美術館」で「歌川広重 東海道五拾三次展」を観に行きました。
 浮世絵師「歌川広重」は歌麿・北斎と並び世界中で高い評価を受けています。この「東海道五拾三次」は天保4年(1833年)に発表され、温雅で情緒あふれる画風が受け入れられ「名所(風景)絵師」のトップに躍り出たと言われています。
 広重は寛政9年(1797年)に江戸八重洲河岸で生まれ、安政5年(1858年)9月6日にコレラで亡くなったようです。この間の日本は、大塩平八郎の乱、天保の改革、ペリーの黒船来航、日米和親条約締結、安政の大地震、コレラの流行、日米修好通商条約調印、安政の大獄などなど、江戸末期の混乱もあったようです。

 店長がいくら絵を語っても多分何も伝わらないと思いますが、ひと目見て「いつか見た絵」って思うのがたくさんありましたし、細かく観ていると人物が豊かな表情、今にも動き出しそうな立ち姿がすごいです。
 もう一点、これら浮世絵は「カラー刷りの版画」です。今で言う出版物で多くの人に読んでもらっていたんです。この版画の版を作る技術も同じ場内に展示されていましたが、そりゃもう奇跡的とも言える細かさで多色刷りのズレを徹底的に除く努力がされています。今もその技術が継承されているそうですが、現在のマスメディアと同じく一人の才能だけでは実現できず、複数の特別なスキルを持った方々によって支えられて一つの完成形の作品が出来上がるという、極めて合理的な考えを日本人は持っていたのでしょう。

 さて、東海道五拾三次の出発点・宿場・終点をご存知でしょうか。私自身も覚えられないので以下に列挙。

基点:日本橋
宿場:

品川 ・ 川崎 ・ 神奈川 ・ 程ヶ谷 ・ 戸塚 ・ 藤沢 ・ 平塚 ・ 大磯 ・ 小田原 ・ 箱根 ・ 三島 ・ 沼津 ・ 原 ・ 吉原 ・ 蒲原 ・ 由井 ・ 興津 ・ 江尻 ・ 府中 ・ 鞠子 ・ 岡部 ・ 藤枝 ・ 嶋田 ・ 金谷 ・ 日坂 ・ 掛川 ・ 袋井 ・ 見附 ・ 浜松 ・ 舞坂 ・ 荒井 ・ 白須賀 ・ 二川 ・ 吉田 ・ 御油 ・ 赤阪 ・ 藤川 ・ 岡崎 ・ 池鯉鮒 ・ 鳴海 ・ 宮 ・ 桑名 ・ 四日市 ・ 石薬師 ・ 庄野 ・ 亀山 ・ 関 ・ 阪之下 ・ 土山 ・ 水口 ・ 石部 ・ 草津 ・ 大津

終点:京師

 

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