三本和彦氏

 テレビ神奈川 (tvk) で1977年7月6日から2005年4月3日まで放送された「新車情報」のメインキャスターだった三本和彦さんが7月16日に91歳で逝去されました。

 クルマ雑誌でしか情報を得ることが出来なかった1977年当時に、テレビで新車の紹介をしてもらえるのは斬新だった覚えがあります。店長は関西圏なので神奈川県の放送はそのままでは観られませんでしたが、たしか京都テレビで週遅れで放送していたような記憶があります。

 この放送が面白かった点は、「不躾棒(要は簡易型ものさし)」に代表されるように、試乗しながら「音がやかましい」とか「直進性が悪い」「パワーが足りない」とか文句をいい、スタジオに持ち込まれた車両のトランクや座席に「不躾棒」を当てながら「広いや狭い、扉の開きが悪い、前モデルの車での指摘が生かされていない」など、ユーザー目線でいいたい放題だったことです。
 結局、このいいたい放題がアダになって、自動車メーカーとテレビ局の力関係の逆転も含めて、打ち切りになってしまったんですね。この新車情報は、三本氏から岡崎五郎氏と藤島知子氏の二人MCの番組に引き継がれています。
 現在、テレビによる車紹介番組は他局では松任谷正孝氏のカーグラフィックTVしか無いように思います。車の情報はYouTubeであふれるほど上がっているのでテレビでの役割は終わったのかもしれませんが。

 話がまとまりませんが、三本和彦氏がいいたい放題メーカーの開発者に言っていた意見は、多少の批判はあったとしても特にトヨタなどがうまく取り入れて、高機能なファミリーカーが開発され、世界でも認められる日本車になっていったと思います。
 ちょっと態度の大きな技術者には肝心な意見を言わないのが、視聴者にもありありとわかり、いまだ弱小メーカーのまま、客層が偏ったメーカーのままのような気がします。

 店長の車の知識も、三本和彦氏の知見に学ぶところが多いと思います。また、いろいろな道具を選ぶ際の合理的な見方、選び方の勉強が出来たと思います。感謝しています。ご冥福をお祈りします。

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