ゲーミングマウス

技術部長です。
 ブログは、なるべく、土日にアップするようにしているのですが、今回は少し遅れてしまいました。
 私の仕事の多くの部分は、文書・マニュアルの作成や、プログラム開発、データ入力などコンピュータによる作業になります。コンピュータへの入力は、やはり、キーボードが主になるわけですが、マウスも大変重要な入力装置です。
 Windows, MacOSなどPCのOS(オペレーションシステム)がマウスを前提に設計されるようになってから、マウスの使用は必須となりました。恐らく、40代より若い世代のかたにとっては、マウスを使わないデータ入力、PC作業など想像できないかもしれません。私は、マウスが使われ始める前からPCを使って仕事をしていましたから、マウスという入力装置が使われ始めたころは、このマウスというデバイスが大嫌いでした。マウスを使うためには、キーボードから手を離さないといけなかったからです。キーボードからマウスに持ち換えるために、入力速度が明らかに遅くなってしまいました。
 現在では、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイスなしのユーザーインターフェースは考えられません。スマホやタブレットは「直接、指などでポインティングする」ようになってきていて、また、入力方法の主流は変化していくのだと思います。ですが、今のところ、コンピュータの入力デバイスはキーボード+マウスが主流だと思います。
 ところで、皆さんのお使いのマウスにはいくつボタンがついているでしょうか?Windows であれば、2つのボタンと1つのホイール(兼ボタン)が基本の構成かと思います。最近はMacintoshも2ボタンが主流になっているのではないかと思います。もともとのMacintoshは1ボタンマウスでした。ソフトウェアによっては、トリプルクリックとか5クリック(5回連続・一定のリズムでクリック)という離れ業もあった記憶があります。何故、マックは「右クリック」を認めないのか不思議でした。
 一方、キーボードには「ショートカット」と呼ばれる「一定のキーの組み合わせに特定の機能を割り振る」手法があります。これを駆使すると「プロっぽく」見えます。例えば、「コントロールキー(Ctrl)+ c」で「コピー機能」などは、ほとんどのアプリで最初から設定されている「ショートカット」です。もともとは、WordStar (これを知っているあるいは使ったことがあるのは恐らく還暦かそれ以上の方ではないかと思います。)というエディタにあった「ダイヤモンドカーソル」から始まったものです。カーソルキーに右手を持っていくのが面倒な人のために Ctrl + S,D,E,Xでカーソルを左右上下に移動させることができました。それほどキーボードのホームポジションから手を放したくなかったわけです。
 さて、近年のソフトウェアあるいはアプリは、マウスによるポインティングが基本です。つまり、作業中はマウスから手を放したくないわけです。「マウスである範囲を選んでコピー」という操作を考えてみます。よくある操作だと思います。「マウスの左ボタンで範囲をドラッグして選択し、左手でCtrl + C 」というのが、一般的でしょう。続けて「ペースト」するならば、Ctrl + V ですね。この操作を何度も繰り返していると両手を使っているのが面倒になってきます。そこで、ボタンが多いマウスの出番となります。
 私が現在使っているマウスは、Logicool の G300S というデバイスです。このマウスには、通常の左右のボタンとホイール(兼ボタン)の他に6個のボタンがついています。つまり、9ボタンマウスです。このボタンはプログラマブルでキーボードショートカットを自由に設定することができます。もう、目的はお分かりかと思います。よく使うショートカットやブラウザの「進む」「戻る」をこれらのボタンに設定するとマウスポインタを移動させることなくボタンだけでかなりの操作が可能となり本当にストレスが減ります。「範囲を選んでコピーして目的の場所に移動してペースト」がキーボードを使わずにマウスだけでできるようになります。不要となったブラウザのタブもマウスボタンで閉じることができます。
 マルチボタンマウスを使いだすとあまりの便利さに基本のスリーボタンマウスには戻れなくなると思います。一度、お試しください。
 ところで、G300S には、この他にも、数多くの機能があります。いくつかの設定の組み合わせを記憶し、入れ替えながら使うことすらできます。現在の設定がわかるようにライトの色を変えることもできます。一体の何のために・・と思われるでしょうが、高度なゲームを行うためには、マウスのクリック感度やDPIの切り替えが必須なのだそうです。ですから、このような機能をもつマウスには「ゲーミングマウス」という名前がついています。会社で購入するときは、総務の人に説明が必要となるかもしれません。
 では、また。

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