ゆで卵
農林水産省のX(旧ツイッター)に紹介されている、茹でないゆで卵を実際に作ってみました。
まず鍋に1センチメートルほど水を入れて沸かし、そこに生卵を入れて4分間煮ます。4分経ったら鍋蓋をして火を止め、5分間蒸らします。
たったこれだけで、本当に切っても黄身がこぼれてこない程度の硬さのゆで卵ができました。トロトロにするなら蒸し時間を少し減らし、固茹でにするなら蒸し時間を伸ばすとかで調整できるそうです。まじで簡単ですし、水の量が少ないので、ガスや電気の調理エネルギーが少なくて済みます。キャンプでの食事にも使えそうですし、何より、災害が起きてとにかく最低限の設備や装備で最小限のエネルギーで、食べられます。
蒸し料理は基本100℃以上の温度にならないので、材料の持っている栄養分を壊さないと言われています。中華料理にも蒸し物が多いようにおもいます。潜水艦の中では火を使うの危険なので、基本、エンジンなどから得た高温のお湯で料理をするそうです。結構実用的なのかもしれません、
今回のゆで卵、数回試しましたが失敗もなく、ちょうどよい加減でできました。農林水産省のXにはその他にも鍋を使わないカレーとか、野菜をとことん使うレシピとか紹介されているようです。新年早々の能登半島地震の復旧が全くすすまないようです。これを見ていると、我々が被災したときにも最小限自力で食事の準備をして生き延びないと行けないと思いました。こういうときに、この簡単料理の方法を応用できるかもしれません。水はどうするの材料はどうするの、とか色々ご意見は出るでしょうが、サバイバルは細かい知恵を総動員していかないといけません。たかがゆで卵の作り方ですが、創意工夫があり、極めて論理的で合理的な点、店長は好きです。