RaspberryPI

技術部長です。今回は、RaspberryPi (RasPi) のお話をしてみたいと思います。

店長は、RasPIにかなり前から、興味をもっていろいろと触ってきていたのですが、私は、あまり興味がなく、いままで、パスしてきました。実は、何に使うのか、今一つイメージがなかったのです。確かに簡易なサーバーとして利用できることは、知っていたのですが、「中途半端なもの」という印象で、積極的には関わってきませんでした。
ところで、店長の4月16日のブログで「PCリモート電源ON」というブログでリモートでPCの電源をONにすることができないかということが書かれています。そこには、いくつかの方法が書かれているのですが、「IoT 的には今後の拡張性も考えて、ネット上にデータベースを置き、起動機種や時間などのメンテナンスは CGI で行い、そのデータベースにローカルにある Raspberry Pi からアクセスして、有効なデータがあればそのデータを使ってターゲットのPCを起動する」というアイデアがかかれています。
これは、確かにいい方法です。「一般的に使える」つまり「商品化」のためには、クリアしなくてはいけない問題も多いのですが、「仕組みがわかっている人が使う」のであれば、その辺りは、省略できるから、店長がこれを開発してくれたら、私も使わせてもらおうと思っておりました。
ところが、数日後、「RasPiを送るから、このシステムを開発するように」との連絡がありました。というわけで、はじめてRasPiを触ることになりました。
送られてきたのは、RasPi 4 model Bという機種で最新のものです。ヒートシンク・空冷ファンもついたモデルでした。ACアダプタと記憶メディア(SDカード)も付属していて、それだけで完結するものでした。

まずは、RasPiの組み立てですが、付属のマニュアルは、とても「冷たい」ものでした。とは言え、RasPiはほとんど完成品で、ヒートシンクなどを取り付けるだけで組み立て完了となります。組みつけ感で位置合わせを行い、熱伝導シートの貼り付け位置はサイズで推測するという状況ですが、組み立て自体は、ほぼ問題なくできました。ところが、空冷FANの電源コネクタの取り付け位置が付属のマニュアルのどこにも書かれていません。というわけでインターネットでいろいろと調べてみました。YouTubeに組み立て動画があったので、それをみてみると「ほとんど要りもしない動画」でしたが、一瞬、ファンコネクタがつながっているシーンがあり、静止画にしてコネクタの位置を調べました。その後、アマゾンの販売画像に接続位置が写っているのがあり、確認できました。それをもとにコネクタを接続し電源をつないでみるとちゃんとファンが回り、ホッとしました。これで組み立ては完了です。

次に、動作確認をしてみようとおもい、ディスプレイをHDMIケーブルでつなぎ、マウス・キーボードをUSBにつないで、電源をいれてみました。この辺りは、普通のPCの感覚です。BIOSあるいはUEFIが表示されるかなとおもっていたのですが、なにも映りません。これは、組み立てを失敗したのかとおもいました。が、組み立てといってもヒートシンクを取り付けただけです。失敗するようなところはありません。で、RasPIについてインターネットで調べてみると、RasPIは、あらかじめ、SDカードにシステムをインストールしておかないと全く動かないものであることがわかりました。インターネットで【「圧倒的に速い」──ラズパイにOSをインストールする新ツール「Raspberry Pi Imager」】という記事をみつけて、それに従ってインストールしました。手持ちのSDカードのReader/WriterがUSB2の古いものしかなかったので、信じられないくらい書き込みに時間がかかりました。皆さんは最新のUSB3.1のライターをお使いになることを薦めます。近所の電気屋に買いに行った方が、結局早かったかもしれません。さて、OSは推奨に従ってRaspbianにしました。

SDカードへの書き込みが終わり、本体にセットして電源を入れると、今度は起動画面がでました。なんと私の大好きなGUIです。その後、ネットワークに接続できるように設定し、VNC ServerとSSHを有効化すると、簡単にリモート接続ができるようになりました。これで、画面もキーボード・マウスも不要です。これらを取り外して、ハブの近くに設置しなおして、開発環境は完成です。

今回は、ここまでです。「リモートでPCの電源をONにする」プロジェクトについては、また、書いていきたいと思います。

では、また。

 

 

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