Newton
技術部長です。
以前もブログに書きましたが、最近は、読書にはもっぱらキンドルを使っているので、あまり本屋さんにはいかないようになっていました。
先日、子供の参考書を見る為に本屋に行ったところ、Newtonの最新号が目に入りました。「もつれる量子」というタイトルでした。第2特集が「新説・日本時の起源」でした。2つとも興味がある話なので、つい、購入してしまいました。
ご存知の方も多いと思いますが、Newtonは、一般向け科学雑誌でイラストや写真などが大変美しい雑誌です。同じ系統の雑誌に「日経サイエンス(サイエンティフィックアメリカン・日本語版)」がありますが、Newtonのほうがわかりやすくて、きれいだと思います。
さて、まだ、全部の記事を読んでないのですが、さすがにイラストはきれいで、難解な内容をわかりやすくしようとしています。
ただ、「量子もつれ」があまりにも実体験とかけ離れた事象なので「何のことか実感できない」というのが感想でした。最近はやりの「量子コンピュータ」ついても書かれているのですが、むしろ、「現在のコンピュータ」にどっぷりつかっているせいか、「何のことだか」という状況です。「数式なし・高度な理論説明なし」「イラストでわからせる」というNewtonの編集方針では、「なんとなくわかるのだけれど、一歩踏み込もうとするとわからなくなる」という感じでした。
第2特集の「新説・日本人の起源」は、大変面白く読みました。近年の遺伝子工学や配列決定装置の進歩により、遺伝的な裏付けのある起源論は興味深いものでした。
さて、Newtonにもキンドル版はあるのですが、さすがに小さなモノクロ画面でよむような雑誌ではありません。やはり、美麗なイラストを楽しむのであれば「印刷物」がいいと実感した次第です。これからも、たまには、本屋に行ってみようかと思います。実は、「Newton別冊」には、とても興味深い特集がたくさんあるのです。
では、また。