トランプ大統領始動

 ついに、アメリカ人が祖国の最大の美点「アメリカンドリーム」を捨ててしまいました。なぜかって言うと、今度の大統領はすべて損得のものさしで判断するそうだからです。損得を先に持ってくると、すごい能力や技術に先行投資をするのが非常に難しくなり、利益の少ないものへの努力(所謂、博愛主義関係かな?)などに興味を示すことが難しくなるからです。また、国際間の協定や同盟なども、アメリカにとって直接利益ないから破棄などと言うことでしょう。
 世界で初めて「ウーマンリブ」運動を高らかに叫んだものアメリカ。ジャズやフォークなどの音楽を産んだのもアメリカ。初めて月へ行ったのもアメリカ。スマホを広めたのもアメリカ。コンピュータを発明したのもアメリカ。核兵器を初めて実用化したのもアメリカ。アメリカは良くも悪くも世界を引っ張る超大国でした。今度のトランプ大統領は「アメリカ第一主義」がスローガンです。何でもアメリカの利益を最優先にするということをアピールしたいのです。これは、逆に言うと、今までのように世界中が認める特別な国ではいたくない、他国と一緒に同列で競争するということを宣言したのだと思います。
 これで、アメリカ人は短期的に得るものが多いと思います。しかし、世界中からの尊敬、信頼を失い、ほんの近い将来に工業製品用の部品にも困るような馬鹿なことになるような気がします。得るものより、失うもののほうが大きくて、その修復に何十年もかかるのではと思います。
 日本はアジアの大国として、もちろん「日本第一主義」で国を運営しないと行けないでしょうが、世界中から見本とされる国になっていかないといけないでしょう。いよいよ、「戦後」と言う言葉に隠れていないで国際的な貢献をしてゆくべき時なんでしょう。
 アメリカに憧れる人が減ってきたら、アメリカが今のアメリカではいられない可能性が高いこと、解かって欲しいと想います、アメリカ人の皆さんに。

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