Windows XP

技術部長です。
 少し、ブログの間隔が開いてしまいました。今回は、古いOSのお話です。
 Microsoftがだしたパソコン向けのWindowsOSは1985年のWindows 1.0 から始まります。それ以前は、MS-DOSという「OS」を出していました。ある程度、実用的になったのは、Windows3.1からで、その後、天才・デビッド・カトラ-によるWindows NT(1994年)の成功から、業務に耐えるレベルのOSとなりました。その後を列挙すると、95(1995年)、98(1998年)、2000(2000年)、ME(2000年)、XP(2001年)、VISTA(2007年)、7(2009年)、8(2012年)、10(2015年)、11(2021年)と続きます。
 WindowsOS は、成功作と失敗作が交互に出てくると言われていて、その中でも、特に評価が高かったのが、Windows XPとWindows 7 だと思います。この2つのOSは、本当によく使われていて、今でも、クローズドの環境では、使われ続けています。
 もちろん、これらのOSのサポートは終わっていますから、オープンな環境、つまり、インターネットにつながるようなところで使用することは大変危険です。しかし、機器制御ソフトウェアなどでは、古いOS上でしか動かないものもあります。制御ソフトの機能に問題がないなら、そのまま使い続けられています。例えば、病院の電子カルテシステムなどは、WindowsXPのものが使われ続けていたりします。旧来のシステムがインターネットにつながっていないこと、インターネットシステムとのデータのやり取りがないことなどを満たしていれば、危険性はありません。
 機器制御ソフトなどで、定型的な業務をしている場合には、サポート終了したOSであっても使い続けることが多いでしょう。特に、そのソフトが制御している装置の機能に不満がない場合はそうなると思いますし、後継となるソフトがない場合もあるでしょう。また、後継となるソフトがあっても、現在使っている装置(多くの場合、大変高価なものです)は、制御対象になっていないこともあります。OSがサポート外だからと言って、制御ソフト・装置自体を更新するのはばかげています。というわけで、「現場」には、サポートされないOSが動作するPCと制御ソフトが、結構あります。
 先日、そういう目的で使っていた Windows XP のノートパソコンが壊れてしまいました。画面が表示されなくなってしまったのです。応急処置で外付けのディスプレイをつないで業務は続けられたのですが、設置場所が狭いので外付けディスプレイはかなり邪魔でした。壊れたPCを修理できないわけではないですが、修理するよりも新しいPCを買った方が安上がりです。また、この制御ソフトには、それほど、高機能なPCが要るわけでもありませんので、最新機種を新たに購入するほどのものではありません。そこで、あまり、つかっていない別のノートパソコンに Windows XP をインストールしなおしたうえで制御ソフトを入れて使うことにしました。幸い、Windows XP の正規のDVDは廃棄せずに残してありました。Windows XPは、正規版のDVDに添付されている Product Code を入力することで、インストールを完了することが出来ます。
 で、インストールを開始したのですが、途中でエラーが出てしまいます。メッセージを保存しておかなったので、正確には覚えていませんが、「ハードウェア保護のため、インストールを中止する」といった内容でした。外付けのDVDを使ってみたりしても、うまくいきません。今回はクリーンインストールですから、以前のブログに書いたような「積年のごみ」が原因でもありません。DVDからメモリ上にOSを展開するところまでは動作していますが、その後、ハードディスクのフォーマットなどをする段階で停止してしまうようでした。
 しばらく、悩んでいたのですが、ふと、ハードディスクの制御が、Windows XP の後で大きく変わったことを思い出しました。XPのころは、IDE モードが主流でしたが、現在は AHCI モードが主流です。これは、OSが動く前に動作する BIOS という段階で設定をします。つまり、XPは、AHCIを知りません。つまり、ハードディスクが動作しないのです。そこで、インストールしようとしているノートパソコンのBIOSをチェックしてみると案の定AHCIモードになっています。これをIDEモードに変更することで、無事、Windows XPをインストールできました。ちなみに、すぐに思いついたように書きましたが、エラーコードをインターネットで検索しながら、原因に気づくまでに3日間ほどかかっています。なんとか、XPをインストールすることができ、機器制御ができるようになりました。

 さて、このような旧来のシステム(レガシーシステム)を使うためには、インターネットがつながっているシステム(通常のネットワーク)からのデータのやり取りに十分に注意する必要があります。ウェブマーケットでは、このやり取りを安全・簡単に行うための「データゲートウェイ」システムを開発・販売しています。もし、ご興味があれば、お問い合わせください。
 では、また。

 

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