補給機「こうのとり」

H-2Bロケット

 国際宇宙ステーション(ISS)に向かって、JAXA(宇宙航空研究開発機構)がH-2Bロケットで「補給機こうのとり9号機」を5月21日未明に種子島宇宙センターから打ち上げ、無事ISSにドッキングする軌道に乗せました。2009年9月11日に初打ち上げした1号機から成功率100%(失敗がない)で各国の荷物を運んできたことになります。特に、アメリカのスペースシャトルの運用が停止してからは最も大量に荷物を運べる機体に成っています。5月23日現在ISSにまだドッキングをしていませんが、日本独自のアームによる捕獲&接続方式ドッキングなのでよほどのイレギュラーがない限りISSに荷物を運び込めるはずです。
 それにしても、1号機から9号機までと言っても、途中でロケットがH-2A から 2B に変更されていますし、打ち上げ担当も JAXA から 三菱重工に変わって一部民営化されたりしていますので、本当に安定したロケット&補給機シリーズだと言えます。

 今回のミッションで「こうのとり」は運用をやめて、今度はアメリカ主導で計画されている「月面基地」の補給機として新型が開発されているそうです。月軌道上のステーションには独自のアームによるドッキングではなく、アメリカ規格のハードドッキング方式が採用されるそうです。これはそれほど難しいことではないでしょうが、荷傷みの可能性は上がるのかも知れません。
 この「こうのとり補給機」では、NASAにノウハウをもらいながら船内では宇宙服(生命維持装置)無しでの活動が可能になっていました。ドッキングしたら、ハッチを開けて普段着のまま「こうのとり」船内に入って荷役が出来たわけです。ただ、荷物など積んで地球に帰還する設備(耐熱シールド等)がついていないので、IISを離れたら地球大気に飛び込んで燃え尽きる事に成っていました。つまり、実験で得られた資料とかを地上に持ち帰ることができなかったのです。

 今度の新型は月まで行って荷物を積んで地球大気で燃え尽きるなんて勿体無いことするはずがないので、多分地球に着陸させるはずです。ここで、疑問なのは、打ち上げロケットなどとんでもない信頼性があるんだから、なぜ人間を乗せていかないのか、そういう計画があるかです。惑星探査機「はやぶさ」では故障に続く故障でもなんとか地球に帰還させています。自衛隊に「宇宙軍」だかの部署ができるそうですが、自力で行けない地域を守るとか言ってもなんとなく意味がないような。一度も統治も占領もしたことのない地域を「革新的利益&歴史的に見て」なんと言っている国と変わりません。そう言えば「昔から我が国の島や、半万年の歴史が」とかありえないことを言っている国も有ります。そういう異次元思考の国にも理解してもらいやすいように、我が国独自で人間を宇宙に送り出さないと示しが付きません。事故は誰が責任もつの、どうするの、馬鹿なの、っていうお役所理論で許可が出ないんでしょう。なんだか、コロナ治療薬と同じかと思いますね。とにかく、「こうのとり」お疲れ様、JAXAの皆さん、頑張って下さい。

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