少年部指導者講習会

Webマーケットの技術部長です。
ご無沙汰しておりました。私の第4回目のブログです。

 私の第2回のブログで少林寺拳法に復帰したお話をさせていただきました。私は現在所属している道院で参段・中拳士・少導師となりました。そうなると、自分の練習だけでなく、指導をする機会も増えてきます。特に、私は少年部(小学生以下)の指導をすることが多くなっています。
 私が入門したのは高校生のときでした。したがって、私は小学生の時に少林寺拳法の指導は受けてはいません。「自分が教えられたように教える」ことしかできなければ、少年部の指導はできないことになります。幸い、少林寺拳法では、教え・技法・教育システムの3つが一体となっています。この教育システムの一環として、指導者の対象別研修制度があります。
 先日、少年部の指導者に対する講習会(2日間)に参加してきましたので、その時のお話をさせてください。ちなみに、私は単なる指導員なので、講習会参加は任意ですが、少林寺拳法の支部長・道院長は年1回の講習会受講が必須になっています。

 さて、私は今回初めて、指導者講習会を受講してきたわけですが、本当に驚きました。いうまでもなく少林寺拳法は武道であり、護身術です。私が最初に入門したときも、それほど非科学的な指導はありませんでしたが、それでも、行われていたのは、「指導」や「訓練」であり、それを当然と考えていました。ところが、講習会の最大の課題は「コーチング」であり「グッドコーチを目指す」でした。「なんですと?」でした(^^;

 まず、会長から少林寺拳法のめざす「指導者像」と武道団体としての在り方についての話がありました。その後、「危機管理」「コーチングの基礎」「グループワーク(活気ある支部づくり)」「グループディスカッション」「発達障がい児童との接し方・指導について」と座学が続きます。技術研修、指導法体験の時間もありましたが、大半は座学でした。座学であっても、受講の際の服装は道衣です。

 研修内容を詳細にお伝えすることはできませんが、特に印象に残ったことをいくつかお話したいとおもいます。これらは、少林寺拳法にだけ限ったことではなく、他のスポーツや勉強・仕事の指導にも通じるものではないかとおもいます。

 「危機管理」では、「指導者は体罰、暴力、ハラスメントの撲滅、安全・健康管理(特に熱中症、頭部外傷などの事故)について、未然防止と発生後の適切な対応をおこなわねばならない。」ことが説明されました。特にハラスメントは「被害者の思い」が基準となり「昔の常識」は通用しないこと、「自らの常識の更新」が重要であることの説明がありました。「被害者の思い」は、「信頼感」によって大きく変わることから、日頃からの信頼関係の構築の重要性についての講義でした。これは、会社や学校などにも通じる話だなと思って聞いていました。信頼関係が構築されていないところに「危機」は存在しているということです。

 「コーチングの基礎」では、コーチの在り方とコーチングの手法についての話がありました。その中で「ストローク」という心理学用語が出てきました。「心の栄養」を表す言葉で肯定的な言葉や動作を表すそうです。これなしに信頼関係は築くことはできないもので、コーチングを成功させるために必須ものだそうです。プレーヤー(少林寺拳法の場合は拳士)が主体となって自ら目指すところに安全に送り届けることがコーチングとなります。信頼関係がなければ相手に言葉も指導も届かない、効果的なコーチングもできないということでした。で、そのためには「ストローク」すなわち、相手を肯定することが最も重要であるとのお話でした。要するに、ほめることが基本であって、指摘・注意は最小限とすることが重要です。また、否定的ではなく肯定的な言葉遣いや指摘、指導ではなく相手に気づきを与える質問を多用するなどの手法の説明がありました。

 「発達障がい児童との接し方」では、子供を指導するうえで指導者の心構えに通じるものを感じました。定型発達(健常)の子供であっても、低学年であれば集中できる時間は短いものですし、指導をおとなしく聞いていてはくれません。このとき、注意するのではなく、ほめることで望ましい方向に導くようにしたほうがより効果的であるそうです。そのために指導者には何が求められるのかということに気づかされました。次のようなことです。

〇子供を思うように動かそうとしてはいけない。
〇先に自分からはたらきかけ、根気よく続ける。
〇できたこと・やることを褒め、できていないことを指摘しない。
〇他人との比較や結果・到達点ではなく、本人の変化・進歩を褒める。
〇よいところを積極的に探し「1つ注意したら10褒める」を目標とする。
〇近くで小声で注意して、遠くから大きな声で褒める。

どうでしょうか?私には、少林寺拳法の指導以外にもいろいろと思い当たることがありました。子供たちとの接し方にも活かしていきたいと思ってます。
では、また。

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