大動脈乖離 丸4年

 店長が「大動脈乖離」を発症したのが 2013年12月14日16時頃です。救急車で運ばれ、近くの総合病院で検査をしても病名がわからず、最後の最後CTを撮ってもらってやっと診断が確定し、専門病院に転送されて入院したのが同日の夜でした。家内は入院直後に言われたようですが、現状は運良く大動脈周辺の急所は外れているようだが、翌朝まで生き残れるかどうかはわからなかったようです。店長自身は、背中痛いし(典型的な症状)とても眠れないので麻酔で眠らせてもらいましたが、これが人生最後の麻酔になった可能性が高かったようです。
 結局、降圧剤による徹底した血圧コントロールで、手術もせず自覚できる後遺症もなく丸4年経ちました。生き残ったというべきかもしれません。はっきり言って、発症したら大半の方が所謂「瞬殺」で、生き残った場合も内蔵への血流が滞ったり脳への血流が減ったりして後遺症に苦しむことも多いようです。こういうブログなので強烈なことは書くべきではないのかもしれませんが、少しでも同病の方の参考に成るように書いています。

 店長の現状は、、一年に一度の心臓外科でのCT検査と、二ヶ月に一度「循環器内科」に伺って、毎日3回測っている血圧の推移を見てもらい、時々血液検査をしてもらっています。まず、尿酸値も中性脂肪も正常値の中間値、血圧はたまにイレギュラーはありますが、上が95〜110、下が60〜75位です。毎日、尿酸と中性脂肪用の薬をそれぞれ朝食後・夕食後に飲んでいます。降圧剤は朝100を超えていたらオルメテック5mg を一錠飲んでいます。特に休みの日は朝ゆっくり寝るからかもしれませんが、95〜99程度ですので飲みません。100をしきい値にして服用するかしないか決めています。一年目のとき何も考えずに降圧剤を服用していて上が80弱になったことがあって「ひょっとして僕は死んでいるのかもしれない」と思うほど朦朧としてしまったので、100をしきい値にして、失神とかしないように気をつけています。もちろん、お医者様の了承はもらっています。

 さて、いよいよ発病後5年目に入りますが、大きな問題もなく元気で動き回っています。一昨年より、気のおけない仲間とのゴルフを再開し、昨年度からこれも無理をせずに済む仲間との宴会やスナックでの飲食もしています。今年に入って、店長が理事などをさせていただいているいくつかの団体のゴルフや宴会にも、二週間程度の間は最低あけて参加させてもらっています。ただ、ゴルフも朝早く疲れてしまうとかの可能性がある場合はお断りしています。また、お酒も基本的にはビールをコップ一杯、日本酒1合、二次会では極々薄い水割りを飲むようにしています(行きつけのお店は分かっているので言わなくても大丈夫)。本当は塩分制限とかも必要だと言われているのですが、外食も多くコントロールが難しいので食べる量を減らしています(発病前の半分から三分の二位)。おかげで身体が軽くなっているし、血圧にも大きな問題はないようです。ただ、走ること、重いものを持つ、ボーリング等手や身体を引っ張る運度は厳禁にしています。バスや電車で遅れそうでも、一本後に乗るようにしています。喫煙は発病と同時にやめてしまって、後5年もしたら体内に溜まっているニコチンも半分くらいになるのではと思います。
 以上のように、気を付けないといけないこともありますし、周りの方のご配慮もいただかないといけませんが、特段不便を感じることもなく生活できています。各種団体の会合に出ると、店長のことをご存知いただいていない方がお酒を勧めに来られたりします。こんな場合、知っている方がカバーしてくれたり、店長得意の「一杯注がれたら十倍返し」で撃退しています。これも、「飲めない」って考えたら鬱陶しいですが、「しめしめ、飲めないお酒でも遊べる」って思えば結構楽しいです。

 またこの一年、無駄にしないように生活していきたいと思います。でも、自分を押さえつけて過剰にストイックに生きていても楽しくないので、過ぎた事をグズグズ思わず全て前向きに楽しんで生きてゆきたいですね。じゃ、今までどおりじゃないの?って言う人もおられますけれどね。

 Never Give Up !!

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