北の富士親方

 ニュースで流れていますのでご存知でしょうが、11月12日に元横綱 北の富士勝昭さんが亡くなられました。82歳とのことです。

 店長、あまり大相撲は詳しくありませんが、数年前に大阪場所の枡席で観戦したことがあります。その時の席がたまたまNHKラジオの解説席の本当にま隣でその時の解説者が北の富士親方でした。店長は土俵上の取り組みを見ているのですが、横の親方の解説が聞こえてくるので、取り組みの一番一番がわかりやすくて楽しいんです。

 枡席なので当然、豪華おべんとうとお酒がついてきます。年上の先輩に連れて行ってもらったので、実はお酒は飲み放題状態です。我々が飲んでいたら、左横に座っておられた北の富士親方がこちらを向いていて、指先がお猪口の格好をしているように見えました。気の利く店長は「いっぱい飲まれますか?」とお聞きしたらニコニコ笑いながら「うん」といわれました。身体が大きいのでお猪口では小さいように思って、お猪口、次にお湯のみを指差して聞くと、お湯のみだそうでそこに燗酒を入れてお渡ししました。もちろん、一口で飲み干し「うまい」と言って、お弁当の煮付けのようなものも食べるとのことでお分けしました。

 店長が感じた印象は、非常にフレンドリーで相撲人気をなんとか盛り上げようとしておられる感じがしました。もちろん、解説がわかりやすくアナウンサーと冗談を交わしながら大笑いで楽しいものでした。楽しい思い出です。今は舞の海さんがその役割をされているようですが、解説者の人柄が相撲人気を左右するんだとあらためて感じました。そういう意味では野球の解説者とかプロレスやボクシングなどスポーツ全般の人気も選手はもちろん解説者の力も大きな影響を持っているんだと思います。

 北の富士親方のご冥福をお祈りするとともに、相撲人気がますます盛り上がることを願います。琴桜(今場所の優勝力士)がんばれ!!

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