バイデン大統領の選挙離脱

 現職バイデン大統領が、今年の大統領選挙から撤退すると21日に表明したことは皆様ご存じのとおりです。どうにもこうにも老齢化によるミスが目立ち、周辺の民主党員もかばいきれなくなった様です。先日のトランプ大統領候補の狙撃事件で共和党が勢いを増したのも、民主党の大統領選への危機感を煽ったのも事実です。
 先日のNATO首脳会議の挨拶で、ウクライナのゼレンスキー大統領をプーチン大統領と呼び間違ったり、最後の記者会見でハリス副大統領をトランプ副大統領といい間違ったりで、いくらなんでも大きな間違いをしすぎではないかと言われています。
 バイデン大統領は1942年11月20日生まれの81歳ですが、トランプ候補や共和党、足元の民主党からも高齢懸念が出てきていました。たしかに、飛行機のタラップを上がる姿、ヘリコプターから降りて部屋に戻る歩き姿などを見ても、老化懸念は現実のものになってきていたようです。また、トランプ氏との討論会でも、いわゆる言われっぱなしでまとまった反論ができなかったりで、緊急時に正確的確な判断を要求される立場としては危ういし弱いと感じました。
 今後、ハリス副大統領が民主党の大統領候補として選ばれるのかどうか、まだまだ不透明ではありますが、59歳のハリスさんと比べた場合、今度は1946年6月14日生まれ78歳のトランプ氏の老齢化の懸念が揶揄される可能性があります。当選した場合、任期終わりで83歳ですからトランプ陣営の対バイデン候補への批判戦略がそのままわが身に帰ってくる可能性が大きいです。

 あれこれ言っても、アメリカ合衆国大統領は世界のリーダーですので、とにかくまともな考えで世界中の繁栄を考えられる人でないと困ります。覇権主義で「ここは僕のもの、(捏造した)歴史的に見ても僕のもの。」というような国を相手にしていかないと、民主主義が維持できなくなります。アメリカ合衆国の国民の考え方が、民主主義にとって正しいものであることを願います。我が国の今後の生き残りに大きな影響をもたらします。

 追伸的なお話ですが、日本・英国・イタリア三国で共同開発する予定だった次世代戦闘機計画から英国が離脱しそうな話がありました。英国はEVの件とかEU離脱についても、長期的な約束が出来ない日和見の国になってしまっているのでしょうか。明治政府が建国の参考にしていた大英帝国の精神はどこ行った?

 

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