Webサーバーの移行

 今日(6月28日)は朝から大雨です。線状降水帯が九州から近畿地方にかけて発生しているようです。線状降水帯という言葉にもだいぶ慣れてきましたが、慣れてくるほど発生数が多いということですね。河川の氾濫などで各地に被害が出なければいいのですが。

 技術部長がWebサーバーの移設に苦労しているそうです。弊社を始め、弊社がお世話させていただいているホームページは基本的に WordPress というシステムを利用させていただいています。誰でも手軽に迅速に、といううたい文句ですが、webサーバー(Apache とか Nginx とか IIS) がきちんと動いていてMariaDB(MySQL) と PHP(言語) が完全に設置設定されていれば簡単に動きます。しかし、動くことと利用できることとは全く別の次元の話で、自動車免許書を持っていても車の修理ができないのと同じで、材料がそろっていてもホームページやブログになりません。 テーマファイルを使えば簡単じゃん、とエンジニアやデザイナーの力量を軽んじる方も結構おられますが、いかに故障させないように作るか、エラーが出てもすぐに見つけられるような作りを追及するとか、それこそ無限のノウハウが必要です。

 ホームページを格納しているサーバーを移設する場合は、基本的にはマシンの性能が上がるわけですが、昨今のサーバーへのアタックを想定した設置も必要になります。またマザーボードレベルでセキュリティシステムを搭載しているとか、とにかくややこしいことになっています。

 また、旧サーバーのホームページシステムをそのまま新サーバーにコピーしたら動きそうなものですが、それはほとんど不可能です。内部でデータを参照する場合のパスとかユーザー名やパスワードなど膨大な問題が出てきます。また、Google が強制してる https プロトコルでのアクセスで余計にややこしくなっています。

 店長も、某団体のレンタルサーバーにあるSQLite を使った WordPress で作成したホームページを独立したサーバに移設すると同時にデータベースをSQLiteからMariaDBに変更したことがあります。これは、もう何とも手間がかかるというか思い通りにならないというか、ひどい目にあいました。どうしても復帰できないページは一から作り直しました。これは一定の技術力があっても、サービスを停止させないという制約の中では最後は力技になってしまい、その力技を発動するためには HTML (ホームページを作るための言語)の知識が必要です。で、いま、技術部長は難儀しているのかもしれません。技術では全く劣っている店長からは、頑張ってくださいとか言いようがありませんけれど。

 

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