Raspberry Pi 3 Model B (No.2)

 普通 Raspberry pi と microSD カードを買って動かそうとすると、ラズベリーパイ公式Webサイトから Noobs という専用の OS ローダーのようなツールをダウンロードしてから OS のインストールを開始しなければいけません。今回買ったセットでは、この Noobs が最初から SD カードに書き込まれています。で、この作業部分はどこかで…. というのも愛想がないので、簡単に書いておきます。

20161117-1
1. 準備

  • 忘れずに 8GB 以上の microSD (class10) を買って下さい。
  • 公式ページのダウンロードページを開き、画面下の NOOBS の [Download ZIP]のボタンを押してZIPファイルを取得します。
  • ダウンロードされたファイルを展開し、展開されたファイルとフォルダーをすべて microSD カードにコピーする。

2. OSのインストール

  • 作成した microSD を Raspberry Pi3 Model B (以降Raspberry) に挿す。
  • Raspberry にHDMIケーブルでディスプレー(今回は I-O:EX-LD2071TB)に接続、キーボード(今回はマイクロソフト)、有線LANを繋いだ後起動させる。キーボードはあるなら有線で繋いだほうが初期設定のトラブルが減らせると思う。同じく、無線LANの設定はOSインストール時には無理(やってやれないことはないでしょうが二度手間になる)なので有線LANに接続するべきです。
    注:Raspberry には電源ボタンなど無いので、ACアダプターを Raspberry につなぎコンセントに挿すことで起動します。
  • 起動したらインストールするOSの選択画面になります。今回は全く初体験で何もわからないので何も考えずに一番上(Raspbian)を選んでエンターキーを押す。
    (日経BPのお仕着せ(失礼、サービス)のイメージなので何もしなくても大丈夫でした。自力でNoobsを準備した方は最低でも Internationalisation Options から、Change Locale で ja_J.UTF-8、同じく Change Timezone から Tokyo」を選択したほうがよいでしょう。)
  • しばらく待つ(と言っても予想より随分早い)とデスクトップが起動してきます。この日経版Noobsでは起動モードが5(GUI)になっているようでディスクトップが立ち上がってきました。

3. メニューから端末を起動してシステムを最新に更新

sudo update
sudo upgrade
を行います。debian 系のディストリビューションの定石です。
これも特に異常なく終わりました。

4. Raspberry Pi3 Model B の設定
 メニューから 「Rasberry Pi の設定」を選択して

  • パスワードの変更
  • オーバースキャンを無効化(液晶テレビの場合は有効のまま)
  • ローカライゼーションのロケール・タイムゾーンの確認
  • 今回は日本語化も済んでいましたが、自力での設定は ibus-mozc をインストールして一度再起動し、ツールバー上にあるjpマーク(キーボードのこと)を押すと MOZC のマークに変わり以降再起動しても常駐してくれるようです。

5. 細かい設定

今回のキーボードは USB にドングルを挿して使う無線タイプでしたが全く設定無しで動きました。
無線LANはツールバー上のマークをクリックしてアクセスポイントを見つけパスワード(ルーター本体に書いてある)を入れると認識するはずです。実は会社で使っているルーターは「ステルス」機能を使っていてうまく見つかりません。この場合は自力でIDも入れることになりますがこれも焦って2つ同じものを登録したりして手こずりました。結果的には /etc/wpa_supplicant/wpa_supplicant.conf を手動で弄くって設定しました。

network={
ssid=”xxxxxxxxxxxx”
scan_ssid=1
psk=”XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX”
key_mgmt=WPA-PSK
}
この中のscan_ssid=1を付け加えることがステルスタイプのルーターにつなぐコツのようです。

 ここまでで、インターネット接続もできるようになりました。ただ、フォントがいわゆる中華フォントなので感じの表示が気持ち悪いです。読めないことはもちろんありませんが、気持ち悪いです。直せないこともないのでしょうが、なにやらRaspbian の構造上手間がかかるそうです。気が向いた時に直してみようかと思います。

あとがき:
 店長、多少なりとも Linux (Debian系もRPM系もソース系も)の知識があるので初期設定で困ることはありませんでしたが、経験のない方は Update, Upgrade など何しているのってなるかもしれません。今後も WindowsOnlyのユーザーには意味不明の作業が出てくるかもしれませんが、何事も経験です。ハード的に壊れることはめったにありませんので弄くりまわしましょう。

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