CentOS6 + Ion + nVidia
自宅内サーバー(Centos6-32bit, Samba, MediaTomb)に使っている Zotac IONITX-A-U (ATOM 330/1.6GHz, GeForce 9400MG + nForce7301, ACアダプター駆動) は基本的に画面表示なし(つながってはいる)で使っていたのですが、せっかく nVidia のチップを使っているのでデスクトップでも使えるようにしようと思い立ちました。
サーバーとして、普段、設定は他マシンからsshでログインして設定ファイルを vi で書き換える、更新や新アプリの導入も同じく yum で行っていました。たまたま、すぐにメールが見たくってこのサーバーしか動いていなかったのでGUIを立ち上げ使ったのですが、なんだか、ねっとりした動作で快適ではありませんでした。調べてみると、nVidia 用オープンソースドライバーの nouveau が動いているのですがあまり役にたっていませんでした。
ということで、早速、プロプライエタリ(純正)ドライバーをインストールすることにしました。
- まず、何がなんでも nVidia からドライバーをダウンロード。nVidiaのドライバダウンロードサイト(http://www.nvidia.co.jp/Download/index.aspx?lang=jp)で NVIDIA-Linux-x86-340.96.run をダウンロード
- コンソール(端末)で root になり、vi で/boot/grub/grub.confのkernelの行の末尾に nouveau.modeset=0 を追記&保存
- そのまま端末で、/etc/inittab の id:5:initdefault: の 5を3に変更&保存
- ドライバーをコンパイルするために、gcc*, freeglut, freeglut-devel, kernel-devel をインストール
- 再起動
- コンソール画面で起動
- root でログイン
- ドライバーをダウンロードしたフォルダーに移動
- sh NVIDIA-Linux-x86-340.96.run
- 質問が来たらすべて yes
- そのまま、/etc/inittab の id:3:initdefault: の 3を5に変更&保存
- 再起動
これで今までと違って、プログレスバーが現れ、nVidia のロゴが一瞬だけ表示され、GUIが立ち上がってきます。極めて快調(早くはないですが、ゲーム以外なら十分)。ランレベルの変更するのはもっと簡単な方法がありますが、戻すのがちょっと迷うことがあるので上の方法が気分的にも一番簡単です。
サーバーにGUIが要らないというのが店長の基本的な方針ですが、自宅で使う場合は「主にサーバーに使っている」と言う考え方でもいいので、今回の作業でストレスがたまらない程度の快適さでメール・WEBが使えて嬉しいです。