白内障手術とVixion
技術部長です。
先日、白内障の手術を受けてきました。きっかけは、つかっている眼鏡(老眼鏡)がどうも見えにくいと感じたことでした。新しい眼鏡を作るために、使っていた老眼鏡を作った眼鏡屋さんに行ったのですが、眼鏡屋さんが「どう調整しても視力がでない。一度、眼科に行って診察してもらった方がよい」と言ってくれました。結果からみれば、恐らく白内障などの疾病が疑われるとはわかっていたのでしょうが、立場上「白内障」の言葉は出せないので、「眼科医の診察」を勧めたのだと思います。
とりあえず、職場近くの眼科医に行って診察をうけると「両眼とも白内障があり、特に右目は中央に濁りがあるので影響がおおきい」との診察結果でした。その眼科では白内障手術はしていなかったので、白内障手術を多数している高槻のおおしま眼科を紹介してもらいました。実は、私の知人もここで白内障の手術を受けており、良い眼科医であると紹介されていました。
おおしま眼科での手術前の検査では、やはり白内障があるので、手術が必要とのことでした。程度は軽いし、見えないわけではなかったのですが、眼鏡の度数が出ないというのはやはり困るので、手術することにしました。実際の手術時間はわずか3分間でした。もちろん、前後の処置はありますので、1時間程度かかりましたし、手術当日はガーゼで保護しているので、片目の生活になります。ガーゼの保護は、翌日の診察時にはとれました。
眼内レンズの視力設定を「自動車の運転が裸眼でできて、ある程度近くも見える」としたので、裸眼視力は0.8になりました。また、手術前と比べて視界がクリアになりました。その代わりというわけではないのですが、暗いところで点光源をみると周囲にリングが見えるようになりました。一応、おおしま眼科で確認したところ、普通にあることの様でした。眼内レンズのふちが光って見えるそうです。
もう一つ、困ったことは、私が選んだ眼内レンズは単焦点なので、焦点の調整ができません。そのため、今まで使っていた老眼鏡はPCの画面を見るため(60cm)には使えるのですが、それより近いところは見えにくくなってしまいました。近いところ(30cm)用とやや遠いところ(100cm)用の眼鏡を使い分けることになります。老眼鏡を2つ作る必要が出てきます。ネットで面白い商品を見つけました。「オートフォーカスアイウェア」というものです。自動でピント調節をしてくれる「メガネ」です。私もガジェット好きなので、思い切って購入してみました。
視界が狭いこととパララックスの調整は自動でないということはありますが、面白いガジェットでした。数センチまで寄せることが出来ますので、老眼の人が細かいものを見ながら作業するには便利です。PC作業では視野が狭いと困るので老眼鏡をつかいますが、細かい字の本を読んだりするには便利です。ただし、このガジェットの測距が超音波だとおもいます。鏡像には焦点があいません。視野角が現在の3倍になって、焦点調整にカメラのオートフォーカス技術が採用されて、パララックス調整が自動化されたら一気に可能性が広がると思います。
では、また。


