PCのモニターが壊れたと思ったけれど

EIZO FlexScan SX2462W-HX

 自宅で使っている EIZO FlexScan SX2462W-HX というモニターが突然映らなくなりました。数日前から画面がチラチラしていて、故障しそうだなとは思っていたのですが。
 症状は、突然 PC の画面が表示されなくなり PC やモニターの再起動を行いましたが効果がありません。ただ、モニターの電源は入るし起動時のロゴや設定メニューなどは表示されるので、モニターの液晶やバックライトが壊れているとは思えません。

 表示できない原因を探すために、故障診断の基本手順通り機器間の接続を全て外して、故障箇所の切り分けを行いました。一旦モニターと PC の接続を全て外して、それぞれが正常か確認しました。普段の接続は、PC => Amazon HDMI to DVI 変換ケーブル => モニター DVI-I端子、となっています。マザーボードがゲーム用途に偏った mini-ITX 形式なので出力が PC 用途にすれば特殊です。

ASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac

 まず PC は2019年6月6日にご紹介している ASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac マザーボードを使った自作機です。画像で分かるとおりこのマザーボードには一般的な D-SUB や DVI などの画像出力がなく、HDMI と DisplayPort しかありません。手持ちの他のディスプレー(古いのでD-SUbとDVI-I入力だけ)につなぐことが出来ないので考えた挙げ句、HDMI 出力でパナソニックの43型4K テレビに繋いでみました。起動直後から設定をしなくても4Kらしく標準解像度 3840×2160 で表示、デフォルトでは倍率が300%に成っていました。倍率を100%にすると米粒みたいな字ですが、きっちりと表示されています。発色とかフォーカスとか視認性など全く問題ないどころか調整すれば使いやすいかもと思えるほどです。案外このままでも良いのかと思えたのですが、今回は本題ではないので使い勝手などは次回以降に書きたいと思います。これで、PC側のグラフィックチップやドライバーには異常は無いことがわかりました。

Amazon HDMI to DVI の変換ケーブル

 次に、手持ちのLinuxマシンから DVI-I 出力でモニターの2つの入力に入れましたが、きちんと動きました。たまたま、この手持ちのLinuxマシンは D-SUB も DVI-I も HDMI の出力も持っているので、まず使用中の Amazon HDMI to DVI の変換ケーブルで同じモニターに出力してみました。映りません。ただ、ケーブルをぐりぐりしていると時々画面が表示されますがすぐに消えてしまいます。これが故障かもしれません。まだ、1年くらいしか使っていないケーブルが断線している(しかかっている)ようです。

 さて、どうもケーブルの故障でモニターに出力されていないことはわかりましたので、ケーブルを変えないといけません。この24型のモニターには、DVI-I x2 と DisplayPort しか入力端子がないので、今まで使った事が無かった、DisplayPort でPCと繋いでみました。動きました。画面のダイナミックレンジが少し広がったような感じもします。HDMI to DVI のケーブルは前から悪かったのかもしれません。多分、ケーブル両端の端子の線との接続が悪いんでしょう。PC に限らずなんとか修理してしまうのが店長流ですが、このケーブルは安いものなので捨てることにします。DisplayPort 初めて使いましたが、特許料の要らない HDMI 同等規格ということですので表示も問題無いようです。

 一時はモニターの買い替えかな、ヘソクリ減っちゃうな、としょげていたのですが、DisplayPort ケーブルも手持ちがあったので無料で修理と言うか回復できました。よかった。

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