マザーボードとCPUの検査終了

AMD Ryzen 5 2400G

 先週書いていました、CFD販売に検査修理に出していたマザーボード(ASRock AMD B450チップ搭載 Mini-ITX マザーボード Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac)とCPU(AMD CPU Ryzen 5 2400G with Wraith Stealth cooler YD2400C5FBBOX このCPUはグラフィックチップ内臓)が戻ってきました。結果は異常なしです。
 検査修理に出した原因は、この構成でWindows10Proの画面表示が突然不安定になる症状が出たきたからです。電源を入れて最初の10分くらいは問題なく映っているのですが、突然1秒くらいブラックアウトして復帰、数分後またブラックアウトして復帰を繰り返すのです。さらに時々再起動をしてしまうということで、安心して使っておられませんでした。作文中とかプログラムの訂正中などに再起動され悲劇でした。

 前に書いていますようにディスプレーは買い替えたばかりの新品で、WindowsノートPCをつないだり、Raspberry pi をつないだりしても全く問題はありませんでした。HDMIコードが悪いからかもと思って数本取り換えたり、DisplayPort で繋いでも同じでした。
 ハードの問題を切り出すために、PCヘルスケアの基本チェックを行いましたが問題は見つけられません。仕方ないので ASRock のメーカーサポートに連絡して(本当に)丁寧な指導を受けながらBIOSのバージョンアップやグラフィックドライバの更新をして見ましたが効果なし。思いついて販売元のCFD販売のサポートに連絡を入れ、これまた懇切丁寧に教えてもらい、最後は修理部へ現物を送って検査してもらいましたが、やはり問題は見つけられないということでした。

 結局、CFD販売からマザーボード&CPUをそのまま送り返してもらってしばらく放置していました。つい先日、ネット上でAMDのグラフィックとHDMIとの相性があるような話が上がっていました。HDMIは家電などにもよく使われていますが、実はクローズドライセンスで完全な情報開示が行われていないようです。AMD自身がその規格作成の協会員なんだそうですが、とにかくエラーが出ることがあると書いてありました。相性が出た時は DisplayPort を使ってみればいいとも書いてありました。

どうしても手放せないAOPENのキューブケース

 この情報を見て、再度、同じケースにマザーなど組付けて Ubuntu20.10(Linux) をインストールしてみました。Ubuntu の場合は、AMDグラフィックドライバーはオープンソースのを使いますので、Windows用のような多機能ではありませんが安定性は十分です。

 最終的に、Ubuntu20.10 + DispplayPortからの映像出力で、安定して動くようになりました。Windows10Pro の場合はメーカー製のドライバーを使っていたのが悪かったのか、それにしては再インストールしても同じ問題が発生したのはなぜなのか解明できていませんが、上の構成でとにかく安定して動いています。

 この構成のPCは最新ではなく枯れた構成といえるので、UbuntuなどのLinux系のマシンなら安定して動かすことができます。逆に、特にグラフィックについては最高性能が出せていませんが、不安定では使いにくいのでこれで良しです。自作PCの良いところは、多少の理屈さへわかっていたら部品をどんどん取り替えながらアップグレードもしくはレストア出来る点です。まだ、しばらくは使えそうです。

 新規のWindows PCは先週以降の記事にします。

今回の構成一覧

  • マザーボード:ASRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ac
  • CPU:AMD CPU Ryzen 5 2400G
  • メモリー:CORSAIR DDR4-2666MHz メモリモジュール VENGEANCE LPX Series 8GB×2枚
  • SSD:WESTERN DIGITAL WD Blue SN550 NVMeシリーズ SSD 500GB
  • 電源:玄人志向 80Plus Gold 400W SFX電源ユニット KRPW-SX400W/90+
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