阪名戦
ご無沙汰しています。技術部長です。
大阪大学と名古屋大学の間で定期戦が行われています。阪大では阪名戦と呼んでいます。たぶん名古屋大学では名阪戦と呼んでいると思います。今年で78回目を迎えました。
これは、大阪大学と名古屋大学の体育会に所属する各団体で対抗戦を行うもので、少林寺拳法の部もあります。先日、その審判をしてきました。2年前にも審判をしています。去年は名古屋大学が主管だったので、私は審判に呼ばれませんでした。さらにまた、大雨のために阪大の少林寺拳法部が名古屋に行くことができず、中止となりました。というわけで、2年ぶりの阪名戦の審判です。
大学の正式な対抗戦ですから、出場選手は少ないけれど、審判は気を使いました。
特に、大学生の技は大変速いので見極めが難しいです。技が成立しているか、それとも演技をしているかを見極めなければなりません。
また、突き蹴りのポイントがずれていないか、受けてもらうように攻撃をしていないかなども判断ポイントです。
投技や逆技では技がかかる前に飛んでいないかも見極めポイントです。しかし、技が成立する前にあえて飛んで反撃するということもあるので、そこも見ないといけません。
1分30秒の間に攻防が6回あり、それに点数を付けたうえで、全体としての技の切れや冴えも判断して点数を付けます。
今回は、点数の公開はなかったのですが、公開がある場合は、演武終了後20秒くらいで点数を表示しなくてはいけません。もちろん、暗算です。久しぶりにやったので、点数計算が追い付かない状態になってしまったこともありました。
今回の阪名戦・少林寺拳法の部では、全体として阪大の圧勝となりました。ただ、立ち合い評価(乱捕り)では、名古屋大学が優勝しました。
どんな大会であっても、審判は緊張します。次は、7月の大阪府大会の審判をしなくてはなりません。今から、少し気が重いです。
ちなみに、私が阪大生だった時は少林寺拳法部ではなく、ワンダーフォーゲル部に所属していました。阪名戦というような対抗戦ではなく「名阪合同ワンデリング」として、いっしょに山に行ってました。ワンゲルでは、互いに敬意を表して、阪大は「名阪」名大は「阪名」と呼んでいたように思います。
次は、大阪府民大会のお話をすることになるかもしれません。
それから、今回は審判をしていたので、写真がありません。「参考画像」を載せておきます。
では、また。