新型オービス?

技術部長です。
 オリンピックが終わり、次はパラリンピックですね。8月24日から9月5日までの13日間です。私はカヌー競技、柔道に興味があるのですが、カヌーは放送予定なし、柔道はお昼の時間帯なのでリアルタイムでは観戦できそうにないです。NHKプラスで動画配信してくれるといいなと思っているところです。パラリンピックのお話は、また、競技がはじまってからさせていただきたいと思います。
 先日、バイクで通勤途中に見たことのない機械をみました。歩道に置かれていたのですが、オービスの撮影部のような形をしていました。いわゆる「ネズミ捕り」をしているのかなと思いました。交差点を曲がった直後でスピードもでていませんでしたが、さらに減速して観察しながら横を通りました。今、思えばスマホで写真を撮っておけばよかったと思います。
 後で思い出すと、交差点手前に2人ほどお巡りさんが立っていたように思いましたが、機械のそばで操作しているお巡りさんはいません。また、測定後に車を止めることができる場所もその先にはありません。というわけで「ネズミ捕りではなさそうだけど、今のは何の機械だったのだろう」と思いながら、会社につきました。かなりしっかりした三脚の上に長方形の箱が2つ重なったような形でした。また、上の箱にはかなり高性能と思われるカメラレンズが見えました。やはり、オービスの撮影部分によく似ていました。
 それで、ネットで「オービス 新型」で検索してみました。すると、かなりヒットしました。ヒットしたものをチェックしてみると「LSM-310」というのが私が見たものでした。写真は、ネットにあったもので私が撮影したものではありませんが、間違いないと思います。スペックを調べてみるとレーダーではなくレーザーによる速度測定をおこない、カラーで撮影するそうです。私がみた機械のカメラレンズの口径から考えると夜間でも撮影できそうです。速度測定がレーダーではないので「従来型のレーダー探知装置では探知できないな」と思っていたら、すでに対応機種が発売されていました。
 今まで、オービスは幹線道路や高速道路などに恒久的に設置されていました。この新型はどこにでもおけるうえに横にお巡りさんがいる必要もないし、ネズミ捕りの先で切符を切る場所の必要もありません。設置も歩道に置くだけですから、今までの機械より簡単だと思います。
 今回、私が見つけた場所は「住宅地の中の幹線道路」です。制限速度40kmとなっています。今まではこのような場所でネズミ捕りがされることがあっても、オービスが設置されることはなかったと思います。つまり、「ネズミ捕り」の代わりに「可搬式オービス」が設置されるわけですね。人員も少なくて済みますし、違反車を止める場所も不要なので設置場所の自由度も上がります。ただ、ネズミ捕りの測定装置に比べて、筐体が大きいうえに色が白なのでかなり目立ちます。そのうち、都市迷彩になるかもしれませんが。
 いずれにしても、スピードは控えめに安全運転を心がけてください。
 では、また。
 

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