一泊人間ドック
一泊人間ドックを受けてきました。大動脈解離の定期検診を受けている病院では、ここ数年新型コロナ感染症の影響で一泊人間ドックが中止されていました。この感染症がやや沈静化してきましたので、今年からまた一泊ドックが復活しましたという案内を受けて、お願いしてみることにしました。
一日ドックは一般的な健康診断メニューに加えて「胃カメラによる内視鏡検査」がついています。普通の健康診断と違うのは、血液検査の項目が非常に細かいのと、便の潜血検査などがついています。これで、大概のことがわかるんだそうです。
さて、一泊ドックの場合、半日ドックに「大腸ファイバー」による内視鏡検査が追加されます。店長、大腸検査初体験でした。
スケジュールは、一日目昼頃から先生による問診。その時の先生がニコニコ笑いながら「大腸検査受けるんですね。私も数回受けたことあるけれど、本当にしんどいよ。」って言ってくれました。翌日に検査を受ける人間を脅かしてどうするとは思いました。数年お世話になっている先生やスタッフなので顔なじみではありますが、もっと優しくしてほしい。
問診が終わり、身長・体重・腹囲など測りました。大腸検査を受ける場合、前日から予備的に食事の制限があったりしましたので、この段階で体重が2kgくらい減っていました。血液検査の採血をすませ、聴力、視力や眼底の検査、内臓エコー検査、内臓を中心にCT、そして合わせてお願いしていた「脳ドック」のための問診とMRIを続けさまに受けました。身長は去年と変わらず、体重も変化なし、聴力はやや聞きにくい周波数があるけれども、検査的には問題なし。矯正視力(眼鏡)で両眼とも1.5でこれも問題なしでした。
一日目はこれで検査終了で部屋に帰って明日の大腸検査に向けて準備です。部屋は「特別室」と書かれた個室で、台所なども付いた小型のコンドミニアムのような部屋です。すごく快適な部屋なんですが、晩飯が大腸検査前食でしょぼすぎる。すぐに食べ終わったので、風呂に小一時間浸かってから、ベッドに寝転んでテレビとネットのチェック。そうこうしているうちに、看護師さんがニコニコしながら部屋に入ってきて「下剤飲みましょうね。早めに効くかもしれんけど!」って。逆らっても仕方ないので店長の普段の性格通り従順に従いました。これが21時ころでしたが、効果出てきたのが午前2時前。寝られない。寝られない。寝られな~い。前日晩食から大したものを食べていないのに頻度だけは一人前。翌日の例の飲み物を飲む終わる前に見た目は検査OK状態でした。もちろん、全部飲んでくださいと言われて飲み干しましたが。
今回は胃と大腸の内視鏡検査を同時に行ってくれました。ここ数年は胃の検査だけで、鼻からチューブ式でした。が、今回は麻酔を使うので有無を言わさず口から内視鏡でした。「このベットに横になってください。喉に麻酔液少し噴霧しますね。これ(マウスピースのような物)を咥えてください。では、点滴しますね。」
この後、何も覚えていません。終わりましたよ、って言われてなんとなくぼんやりしながら起き上がりました。軽く麻酔をかけるとか言われていましたが、大動乖離で病院に担ぎ込まれてHCUで受けた麻酔以来の感覚で意識不明でした。麻酔ってすごいですね。このあと、なんとなくふらふらしながら部屋に帰り、もう一度風呂に入ったりしながら、準備してくれた晩御飯を食べてからお支払いを済ませて帰りました。今回は、電車で移動でしたので大丈夫でしたが車ならもう少し休憩してから帰らないと、麻酔の影響でしょうが少し危ないかもしれません。バスと電車を乗り継いでゆっくり帰りました。結果は1か月後くらいに聞きにいけるように予約しました。どんな結果でしょうね。