パラリンピック東京2020(2)
技術部長です。
パラリンピック東京2020が始まりました。オリンピックに比べて開催期間が短いので、すでに折り返しに来ています。
過去のパラリンピックでは、放送が少なかったことや、パラスポーツの各競技ごとの大会の放送がなかったこともあって、今まであまりパラスポーツをしっかり観戦したことはありませんでした。柔道やカヌーには興味はあったのですが、しっかり観戦したのは、今回が初めてです。陸上競技や競泳はときどき「紹介番組」のようなものがありましたが、今回のパラリンピックで初めて見る競技の方が多いです。
今回のパラリンピックで初めて見て面白いなと思ったのは、車いすバスケットボールです。コートサイズやリングの高さは同じそうですから、リングはかなり高いところについていると感じると思います。展開の速さや洗練された技術に驚き、また、感動しました。
車いすバスケットボールと似たような感じの競技に車いすラグビーがありました。これもかなりエキサイティングでしたが、前にパスすることができたり、ボールを持っていないプレーヤーにタックルをすることができることから、ラグビーというよりアメリカンフットボールに近いのかなと感じました。得点も「トライ」というよりは「タッチダウン」に近い気がしました。アメリカンフットボールのような視点で見ると戦術も予想できて興味深かったです。
柔道は、ライブ中継ではなかなか見ることができなかったのですが、何試合かをハイライトで見ることができました。パラリンピックの柔道は視覚障害者が対象で、組み合ったところから始まります。実際の試合をみてみると、本当に素晴らしいものでした。視覚障害があるとは思えないほどの「反応の速さ」でした。例えば、目をつぶって組み合ったところから、技をかけられて、その技に反応できるだろうかと考えてみました。パラスポーツとしての柔道では、どのような練習をするのか知りませんが、大変な練習であろうと思います。また、メジャーな競泳や陸上競技も大変興味深く観戦しています。
オリンピックでは「人は努力すれば、ここまで素晴らしいことができるのだ」と感じさせてくれました。パラリンピックでは「人は努力すれば、できないことはないのだ」と感じさせてくれます。もちろん、どちらも才能があってのことではあるとおもいますが。
パラリンピックも折り返しをすぎましたが、まだまだ、熱戦はつづきます。これからも、オリンピックと同様のあるいはそれ以上の感銘を受けることと思います。
では、また。