購買を悩む、スマートスピーカー
こんにちは。今週は、バタバタと忙しくて、えっ、もう金曜日って言う感じです。暇より忙しいのがいいのですが、そこは人間、忙しいと愚痴を言ってストレス解消するのもいいかも。
ところで、巷では AI(人工知能、Artificial Intelligence の略)技術を用いたスマートスピーカーが話題になっています。新しい物好きの店長も Amazon から購買招待状が来たので買おうかなと思ったのですが、思いとどまりました。
なぜかって言うと、なんとなくセキュリティ的にどうなのかと思うところがあるからです。このスマートスピーカーの入力用コマンド「OK Google」とか「アラクシア」とかは、アメリカのTVドラマシリーズのスタートレックの中で使われていた「コンピュータ。◯◯を調べて!」というところからアイデアを取って実現されたものだと言われています(確実ではない話かも)。
この「コンピュータ」のボイスコマンドを受け取るためには、コンピュータが四六時中アクティブ状態でスタンバイしていることに成ります。つまり、我々がしている会話も24時間聞いている可能性があります。コンピュータができるだけ自然な会話をするためには、ユーザーの話し方や会話内容をどんどん積み上げ、所謂ディープラーニングしていく必要があります。そのためにも、自分自身の耳(この場合はマイク)を閉じてしまうはずはないし、閉じてしまったら肝心な「OK Google」等の起動コマンドも聞こえないですものね。
もともと、エアコンやテレビなどの家電類、個人のスケジュールなどをボイスコマンドで指示できれば進行中の作業を止めなくてもいいし、我々夢見るおじさんには非常に魅力的です。スマートハウスなどもIoT技術で家電機器や住宅の窓や扉、お風呂なども繋いでしまえばすごく便利になります。なんなら、電話も掛けるようにしておけば「Ok Google、彼女に電話して!」「Line でメッセージ送って」など声で操作できます。
さてさて、これらの技術は盗聴・盗撮の可能性も大きくなります。特に無線ルーターを介してAIとデータのやり取りをするので、ルーターのセキュリティ設定は相当しっかりしておかないと情報ダダ漏れです。店長、Raspberry PI (超小型の教育用PC) で機能の極少ない、ボイスコマンダーを作ろうとしていたのですが、言葉の認識が難しいと言うか、一言一句、抑揚まで登録したとおりにしなくてはいけないなど結構面倒なもので挫折中です。それを考えるとスマートスピーカーはすごい技術ですが、まだ買わないと思います。だって、怖いですもの。