オリンピック・パラリンピック東京
技術部長です。
パラリンピック東京2020が昨日閉幕しました。本当にあっという間に終わった感じです。オリンピックよりも会期が短いから、そう感じるのだろうと思っていたのですが、オリンピックの会期が17日間でパラリンピックの会期は13日間ですから、4日しか違わなかったのですね。もっとも、オリンピックは競技によっては、開会式の前から始まっていたので、長く感じたのかもしれません。
前回のブログにも書きましたが、パラリンピック・パラスポーツをじっくり見たのは、これが初めてでした。オリンピック以上の感動を受けることもしばしばでした。
オリンピック・パラリンピックともにボランティアの方々の献身的な活動が支えていたことは間違いないと思います。今回のオリンピック・パラリンピックは開催してよかったと私は思います。また、全体としてみて、両大会とも成功したといえるのではないかと思います。
今回のオリンピック・パラリンピックでは、インターネットによる見逃し視聴や「サイドストーリー」も多く紹介されて、それが、さらに感動を呼ぶといったこともあったと思います。
オリンピックのサイドストーリーとしては、ジャマイカの110m障害のハンスル・パーチメント選手を助けたストイコビッチ河島ティヤナさんの行動が感動的でした。彼女が、パーチメント選手を助けようとしたときは、「彼がオリンピック選手である」こと以上の情報はなかったと思います。当然、見返りは期待していなかったであろうし、恐らく、貸したお金も帰ってこないだろうと思っておられたと思います。彼女の「ただ、助けよう」とした行動が、パーチメント選手の金メダルにつながったとすれば、それは素晴らしいことです。また、パーチメント選手も、また、自分を助けてくれた人に対して感謝されたことも素晴らしいです。
パラリンピックのサイドストーリーでは、男子走高跳 (T63)で優勝したサム・グリュー選手が受け取った手紙の話が感動的でした。パラリンピックの選手は、パラスポーツを行うことで、世界の15%の人たちへの関心をよびおこすことも目的とされているのでしょう。これは、国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長の閉会式でのスピーチにも表れていました。その意味で、サム・グリュー選手は、自らの記録・勝利とともにさらに大きな目的を達成できたと感じておられたのではないかと思います。詳しいことはここでは述べません。「サム・グリュー」「手紙」で検索すれば、この感動的なストーリーがヒットすると思います。
半年後には北京2022冬季オリンピックが始まります。冬季パラリンピックも同様に開催されます。3年後には、パリでオリンピック・パラリンピックが開催されます。新型コロナウィルスへの対応がより進んで、素晴らしい大会が開かれること心から望んでいます。
では、また。