大阪コレクション リポート
〜美しく個性を発揮〜 |
いづみみちこ |
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<Michiko Izumi> |
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「美しい香り、快さ PARFUM」がテーマ。
みずみずしい自然の洗練された香りと、優しい衣服に包まれる快さ、
そしてカジュアル&エレガンスのエスプリを、独特の贅沢な素材を
駆使して、大胆に、軽やかに表現した。 |
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ヨーロピアンジョイント |
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<Benoit Missolin> |
<Camilla Staerk> |
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フランスのブノワ・ミソランの作品は、襟や袖、裾などのディテールにまで
遊び心一杯のキッチュで楽しいコレクション。随所に施した星の刺繍、
白とピンクの対比が目を引いた。
デンマーク生まれで英国で活動するカミラ・スタークは、黒と白を基調にした
繊細なレースの作品、ブラウンやエンジのナチュラルな組合せなど、
洗練されたショーを展開した。
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新人ジョイント |
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<Yuki Sanaya> |
<Yuji Suzuki> |
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<Yoichiro Nagata> |
<Yoshiko Nakado> |
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紗南矢悠祈(奈良)は“Remiel”をコンセプトに、若々しく愛らしい
「白と黒の天使、そしてこれの共存」を表現。
鈴木優士(京都)は「特殊偽装部隊」をテーマに、柄ではなく服の
デザインによって人の目を欺くカモフラージュを提案した。
「上品であること」がコンセプトの永田洋一郎(大阪)は、
「黒い服の控えめな華やかさ」を様々なバリエーションで。
中堂嘉子(兵庫)は「青い空の下で、歓喜のあまり跳ねるような気持」
を柔らかな素材と淡い色を駆使して美しく仕上げた。
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ヒロココシノ |
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<Hiroko Koshino> |
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大阪コレクションの提唱者でもあるコシノヒロコの今回のテーマは、
「Detachable」と「Off・On―仄かと閃き」。
構築的なフォルム、鮮やかな色と優しい色の対比が美しいコレクションに、
会場一杯の観客からはため息が漏れた。 |
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特別事業 「大阪コレクション・イン・ソウル」
(Oct.21,2002) |
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<Kouji Toyoda> |
<Mido Fujita> |
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大阪コレクション開催委員会では、第1回開催当初より、
大阪をアジアのファッション情報発信基地にすることを目的のひとつに
'89年から、韓国のデザイナーを招くなど、ファッションを通じた両国の
文化交流を継続的に行ってきた。そこで、昨年に引き続き韓国で最も
権威のあるソウルコレクションに2名の若手デザイナーを派遣、
日本のファッションパワーを韓国のファッション界に披露するとともに、
2国間の文化交流をはかった。
サイケデリック・アバンギャルド&プリティをコンセプトにインパクトの
強いデザインを展開する豊田浩史(大阪)、デニム素材を駆使して、
様々な表情を作り出す藤田ミド。いずれも会場一杯の観客から
惜しみない拍手を浴びた。 |