2003/04AW
大阪コレクション リポート
〜きらりと光る個性〜
新進ジョイント
<Masazumi Taniguchi> <Yoichiro Nagaka>
谷口正純(兵庫県神戸市)のテーマは「死なない程度に生きていくこと」。
2年前の新人コレクションでは、オブジェを思わせる奇抜なデザインで
驚かせたが、今回はアバンギャルドな中にもリアルクローズの一面を見せた。
上品なデザインが持ち味の永田洋一郎(大阪)は、
「クールビューティ」をテーマに、ファーやラメを贅沢に駆使して、
洗練された美しいコレクションを披露した。


アジアンジョイント
<Linda Kaori Tanaka> <Suh Seung Hee> <Wang Wei>
ブラジル出身日系3世のリンダ K.タナカは、「跡」をテーマに、
過去と未来における存在感を表現。
韓国の気鋭の若手、徐丞嬉(ソ スンヒ)は、温かさを感じさせる
ハンドクラフトのイメージを、ラフに、シンプルに可愛く。
上海の人気デザイナー王巍(ワン ウェイ)は、際立つ赤とモノトーンの
対比が印象的。3人の個性が遺憾なく表現された。


ヒロココシノ
<Hiroko Koshino>
大阪コレクションの提唱者でもあるコシノヒロコの
今回のテーマは、「Japo'p(ジャポップ)」
大胆な菊柄、樹脂でひび割れを作った和のアイテムと、
ブルゾンやスニーカーとの組合せが新鮮。