新人ジョイント
<多田 純一> <リンダK.タナカ> <谷口 正純>
<豊田 浩史> <藤田 ミド>
新人デザイナーの登竜門となっている「新人ジョイント」。
大阪の多田純一は、“border line”をテーマに洗練されたデザイン。
日系3世のLindaは、ブラジルの素材も生かしてエキゾチックで美しい作品を披露。
「単純と複雑・ムイシキ」がコンセプトの谷口正純(神戸)は、
折紙のような造形で観客の喝采を浴びた。
豊田浩史(大阪)は、和と洋の柄を巧みに癒合させた
“アバンギャルド・サイケデリック・プリティ”なコレクションを展開。
デニムに魅せられて大阪から、産地の倉敷に移り住んだという藤田ミドは、
上品さを感じさせるマリンパンクを提案した。
ヨーロピアンジョイント
<H.ファンクハウゼル&
H.シャニア>
<アンケ ロー> <フランク リーダー>
オーストリアのH.ファンクハウゼルとH.シャニアは、
モダンとは何か、現代生活に適した服とは何かをコレクションを通じて模索。
ベルギーのA.ローは、タブー・モラル・新しい組合せ・
牧歌的愛など、多くのイメージを緻密に重ね合わせて個性を発揮した。
英国のF.リーダーは、既存のファッションにとらわれず、
着心地を重視した“リアルな人のためのリアルクローズ”を提案した。

特別参加
<中川正博&Lica> <unit visions of the create 『C』>
92年の大阪コレクションデビュー以来、ヘリポートや
遊園地でのショー、リサイクルコレクションなど、
独自の発表形式で、若いファンを惹きつけてきた中川正博と Lica の2人。
15周年祝いに駆けつけた今回、「人そのもののリサイクル」をテーマに、
癒しを感じさせるショー。
小松昇平、香山芳満、日高潤一の3名のユニットは、
ファッション・ヘア・スタイリストのコラボレーションでライブショーを展開。
都合により、写真を
入れ替える予定です
<古川 雲雪> <いづみ みちこ> <コシノ ヒロコ>
古川雲雪は、自然環境と人に配慮したデザイン発想をコンセプトに、
素人のモデルも起用して「環境ファッション・ユニバーサルファッション」を提案。
毎回、太鼓や音楽などで、一般の観客も楽しませるいづみみちこは、
「ボン・バランス」をテーマに、
大地に息づく生命の色・大胆かつ繊細な心の色を表現。
当コレクションのリーダー・コシノヒロコは、
“BLOOMING NOSTALGIA”をテーマに、
ノスタルジックな世界を現代にリメークしたクリーンでクールな
新しい時代の都会服を発表し、4日間のショーを締めくくった。
特別事業 「大阪コレクション・イン・ソウル」
<安藤 彰彦> <大島 トシヤ>
<日下 訓志> <森本 真一>
大阪コレクション開催委員会では、第1回開催当初より、
大阪をアジアのファッション情報発信基地にすることを目的のひとつとし、
’89年から、韓国のデザイナーを招くなど、ファッションを通じた両国の
文化交流を継続的に行ってきました。
韓国の若者の間で日本文化への関心が高まる中、
今回初めて韓国で最も権威のあるソウルコレクションに4名の
若手デザイナーを派遣、日本のファッションパワーを韓国のファッション界に
披露するとともに、2国間の文化交流をはかりました。
(2001年10月27日)