■何故? 折目さん
 皆に愛されたジャーナリスト
和田 亮介 和田哲会長

 青天の霹靂=A折目さんを知る者のひとしき思いだったであろう。

 同じ未歳のとし男=Aただ私より一廻りも若い羊だ。還暦といっても、今では青年の部類である。

 『関西ジャーナル』を起ちあげて21周年、祝賀パーティでの彼のタキシード姿、嬉しそうな笑顔が浮ぶ。

 それから2年、彼が鬼籍に入るなど、誰が予想しただろう。

 北海道に生まれ、立命館大学を卒えた彼、誰よりも大阪を愛し、それ故にこそ大阪経済に対する筆鋒は鋭かった。

 にもかかわらず、彼ほど愛されたジャーナリストも珍しい。

 余命を告げられた時、彼の胸中を去来したものは何だったろうか…。知る由もない。

 彼との思い出の数々、まだ語りたくはない。

 今はただ冥福を祈るのみである。
 
戻る